【最終日の主な移籍/スペイン】柴崎は2部で海外挑戦開始! パリSG“落第”のヘセは故郷で出直し etc.

2017年02月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

出番に恵まれないイタリア代表GKは再レンタルでオサスナへ。

31日に行なわれたホームスタジアムでの入団セレモニーには、1万人ものファンが駆け付けた。ヘセは故郷のクラブへの入団に「子どもの頃からの夢だった。このクラブを欧州の舞台に導きたい」と語った。写真は15-16シーズンのマドリー対ラス・パルマス戦。 (C) Getty Images

■柴崎
・24歳/MF/日本代表
・鹿島アントラーズ→テネリフェ(フリートランスファー)
 当初、リーガ・エスパニョーラのラス・パルマス入りが新天地候補として有力視されていたが、本人がマドリード入り後に破談。鹿島との契約延長も噂されたが、電撃的に2部のテネリフェへの移籍が決定した。契約期間は今シーズン終了まで。念願だった海外挑戦について柴崎は、クラブの公式サイトを通して「スペインでやりたい気持ちが強かった。攻撃をアシストすることでチームに貢献したい」と意気込みを語っている。
 
■ヘセ・ロドリゲス
・23歳/FW/スペイン国籍
・パリ・サンジェルマン→ラス・パルマス(半年レンタル)
 昨夏、コンスタントな出場機会を求めてレアル・マドリーからパリ・サンジェルマンに2500万ユーロ(約30億円)で移籍したものの、リーグアン第22節終了時点で9試合出場(先発出場は1試合)、期待された得点はPKによる1点に止まっている。ウナイ・エメリ監督の構想からも早々に外れ、今冬での移籍は既定路線とされていたが、移籍市場の最終日で生まれ故郷のクラブへの加入が決定した。
 
■サルバトーレ・シリグ
・30歳/GK/イタリア代表
・セビージャ→パリSG→オサスナ(半年レンタル)
 昨シーズンはパリSGで正守護神の座を失ったことにより、出場機会を求めて今夏、セビージャにレンタル移籍を果たしたものの、ここまでリーガでピッチに立ったのは2度だけ。フル出場は1試合だけで、もう1試合はセルヒオ・リコが退場となった88分からの登場だった。パリSGに一旦保有権が戻った後、同じリーガのオサスナへ貸し出された。ここまで13試合でオサスナのゴールマウスを守っている名手ナウセト・ペレスがライバルとなる。
 
■ファビアン・オレジャーナ
・31歳/FW/チリ代表
・セルタ→バレンシア(半年レンタル)
 攻撃のキーマンとしてセルタに欠かせない存在となっていたチリ代表アタッカーは、エドゥアルド・ベリッソ監督に対して敬意を欠く言動をとったことにより、"追放処分"を受けてしまった。エスパニョールも獲得に興味を示していたが、交渉をまとめたのはバレンシアだった。今シーズンはレンタルでの加入となるが、400万ユーロ(約4億8千万円)での買い取り義務付きのオプション移籍である。
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