柴崎のラス・パルマス移籍が破談!? 地元紙が「クラブが拒否した」と伝える

2017年01月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

本人はすでにスペインに渡ったと見られるが…。

クラブW杯での活躍が記憶に新しい柴崎。目標だった欧州行きは成立するのか?(C)SOCCER DIGEST

 濃厚と見られていた鹿島アントラーズのMF柴崎岳のラス・パルマス移籍は、ここにきて破談した可能性が浮上した。1月29日に地元紙『ラ・プロビンシア』が伝えた。
 
 昨年12月のクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリーから2ゴールを挙げ、欧州でも注目を集めた柴崎は、メディカルチェックと契約のためすでにスペインに渡ったと見られる。
 
 しかし、同紙の記事では、「今週、日本からはテレビ局が2つ、ジャーナリストが6名も現地を訪れたが、今冬に柴崎はラス・パルマスに加入しない。クラブが拒否した」と綴られている。
 
 さらにスペイン・ラジオ局『カデナ・コペ』でカナリア諸島を担当するファン・フランシスコ・クルス記者も、自身のツイッターで「柴崎はマドリードでヨーロッパにおける代理人と会うことになるが、移籍先はラス・パルマスにはならないだろう」と興味深いつぶやきを残している。
 
 今冬のラス・パルマスにはクロアチア代表MFのアレン・ハリロビッチがハンブルクから加入済みで、さらにパリSG所属の地元出身アタッカー、ヘセ・ロドリゲスの移籍交渉も大詰めを迎えている模様。現地では以前からハリロビッチやヘセの獲得に失敗した際の「プランB」と伝えられてきた柴崎だけに、2人の動向が大きく影響しているのかもしれない。
 
 もちろん、破談と報じられた交渉が成立すれば、逆に濃厚と見られた移籍が決裂するなど、最後の最後まで先が読めないのがヨーロッパの移籍市場だ。ラス・パルマス移籍か、その他のヨーロッパのクラブに移籍か、それとも鹿島に残留か――。欧州冬のメルカートが開いている1月31日(日本時間2月1日早朝)まで、柴崎の動向から目が離せない。
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