【川崎|新体制】家長、阿部ら実力者を加え、総勢31名で悲願のタイトルを目指す

2017年01月23日 いしかわ ごう

鬼木体制でタイトルを獲りに行く!

写真:徳原隆元

 1月22日、川崎が2017年の新体制発表会見を昭和音楽大学で行なった。
 
 川崎青歌隊によるゴスペル合唱で幕が開けると、第2部では藁科義弘社長がスティーブ・ジョブズに扮して登場。藁科ジョブズとして会場に集まったサポーターを大いに盛り上げ、今季の事業展開や2017年のキャッチフレーズ「Paint it Blue」をプレゼンした。
 
 戦力面に目を向けると、今シーズンは8名の選手が新加入した。
 
 注目の攻撃陣には、A代表経験もある大宮の家長昭博を筆頭に、G大阪から阿部浩之、ブラジル2部のポンチ・プレッタからハイネルと、前所属チームでの中心選手として活躍してきた戦力を補強。守備陣では新潟からCB・舞行龍ジェームスを獲得に成功。若手では、東京VからのGKポープ・ウィリアムに加え、タビナス・ジェファーソン、田中碧、知念慶の新卒3名が加入している。総勢31人でリーグ戦とACLを並行する日程を戦うこととなった。
 
 チームの指揮を執るのは、「風間前監督の退任が決まった後、この後の監督はこの人しか考えられなかった」と庄子春男GMから紹介された鬼木達監督だ。コーチからの昇格で、トップチームで手腕を振るうのは初めてとなるが、「ここ最近でいうと、クラブの一体感は過去最高ではないかと思っています」と、チームとしての手応えを口にする。そして「そこにみなさんの力が加われば、本当に私たちの念願であるタイトルというものに手が届くと思っています。フロンターレファミリーとしてタイトルを取れるように、みなさん一緒に戦いましょう」と、初タイトル獲得に向けて、サポーターに共闘を呼びかけた。
 
 昨年は年間通じて優勝争いを演じ、クラブ史上最高となる勝点72を獲得するも年間勝点は2位。天皇杯でも準優勝に泣いた。クラブが見据えている目標は、ひとつだけ。それを鬼木体制で掴み取る。

取材・文:いしかわごう(フリーライター)

■2017年メンバーリスト ★=新加入
GK
1.チョン・ソンリョン
24.安藤駿介
30.新井章太
31.ポープ ウィリアム ★
 
DF
2.登里享平
3.奈良竜樹
4.井川祐輔
7.車屋紳太郎
17.武岡優斗
18.エウシーニョ
23.エドゥアルド
26.タビナス ジェファーソン ★
28.板倉 滉
29.舞行龍ジェームス ★
 
MF
5.谷口彰悟
6.田坂祐介
8.阿部浩之 ★
10.大島僚太
13三好康児
14.中村憲剛
16.長谷川竜也
19.森谷賢太郎
21.エドゥアルド ネット
25.狩野健太
32.田中 碧 ★
41.家長昭博 ★
 
FW
9.森本貴幸
11.小林 悠 
20.知念 慶 ★
22.ハイネル ★
27.大塚翔平
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