本田スタメン予想もあった左翼でボナベントゥーラが躍動! ミランがトリノに逆転勝ち!

2017年01月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半に先制されたミランだが、後半に2ゴールを奪って逆転。

ミランは1ゴール・1アシストのボナベントゥーラ(右)の活躍で、トリノに逆転勝ちを収めた。(C)Getty Images

 現地時間1月12日、ミラノのサン・シーロでコッパ・イタリア5回戦のミラン対トリノ戦が開催された。
 
 8日間で3試合とスケジュールが詰まるミランは、その2試合目となる一戦で、CBロマニョーリ、MFロカテッリ、FWバッカを温存し、それぞれゴメス、ソサ、ラパドゥーラを起用。ニアングが出場停止のため、本田圭佑の先発予想もあった左ウイングには本来インサイドハーフのボナベントゥーラが回り、背番号10は公式戦10試合連続のベンチスタ―トとなった。
 
 序盤からトリノが積極的に攻め込み、27分には先制に成功。カウンターからイトゥルベ、ベナッシと繋いで、最後はスルーパスに抜け出したベロッティが右足でゴールネットを揺らした。
 
 ミランは前半のボール支配率が60パーセントを記録しながら仕掛けのパス精度を欠き、好機はボナベントゥーラが裏に抜け出した26分、クツカがこぼれ球をミドルで狙った34分の二度のみでゴールは奪えず。トリノの1点リードでハーフタイムを迎えた。
 
 後半は一進一退の攻防が続くが、61分にミランが同点に追いつく。スソのミドルシュートがGKハートにセーブされると、そのこぼれ球をボナベントゥーラが左サイドからグラウンダーで折り返し、右サイドに走り込んだクツカが確度の無いところからシュートを叩き込んだ。
 
 さらにミランはその3分後、勝ち越しに成功。ゴメスのパスカットからペナルティーエリア手前でボールを受けたスソが得意の左足で正確なパスを送り込むと、ゴール前に走り込んだボナベントゥーラが右足ダイレクトで合わせてゴールを奪った。
 
 トリノは64分にイトゥルベをポジェ、71分にバゼッリをM・ロペスに代えて、システムを4-3-3から4-2-4に変更して1点を狙いにいった。
 
 一方のミランは78分にアバーテをカラブリア、79分にクツカをパシャリッチに交代。トリノのバレッカがスソへのファウルで二枚目の警告を食らって退場した直後の88分にはソサに代わってロカテッリを投入し、これでウォーミングアップをしていた本田の出番はなくなった。
 
 59分にハートが頭を切って治療していたこともありアディショナルタイムは7分間と長め。ミランはトリノの猛攻を何とか弾き返し、94分にはスルーパスに抜け出したラパドゥーラがGKハートを交わして放ったシュートをモレッティにクリアされたものの、なんとか2-1で逃げ切ってベスト8進出を決めた。
 
 ミランは1月16日にセリエA20節で今度はアウェーで再びトリノと対戦し、コッパ・イタリア8強では1月25日にユベントスと激突する。
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