サウサンプトンの主将フォンテが退団志願! 吉田の起用法にも影響か?

2017年01月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

メガクラブ入りが噂されるファン・ダイクも退団か?

クラブに対して退団を志願したフォンテ(左)。サウサンプトンも33歳になるCBを利益が出るうちに売却したいところか…。退団となれば、吉田(右)にもより多くの出番が回ってくるはずだ (C) Getty Images

 日本代表DFの吉田麻也が所属するサウサンプトンのDFジョゼ・フォンテが、クラブに対して移籍志願していることが明らかになった。イギリス・メディア『BBC』が伝えている。
 
 2010年1月にクリスタル・パレスからサウサンプトンに移籍したフォンテは、クレバーな対応と的確なラインコントロールが売りのCBで、2014-15シーズンからキャプテンを任されるなどチームで厚い信頼を得ている。
 
 しかし、今シーズンの開幕前にはクラブからの契約延長オファーを断って退団を示唆。フォンテとサウサンプトンとの契約は2018年6月までだが、サウサンプトンのスポーツディレクターを務めるレズ・リードは『BBC』の取材に対し、「彼はここにきて移籍の可能性を探りたいということを明確にしている。それが我々との現状であり、ジョゼはクラブを去りたがっている。正式に移籍を求めてきた」とコメントした。
 
 延長オファーを蹴った昨夏には、同郷のジョゼ・モウリーニョが指揮官を務めるマンチェスター・Uへの移籍が噂されたフォンテだが、『BBC』によれば、現在、他クラブからオファーは届いていないという。
 
 サウサンプトンは今冬、オランダ代表CBのフィルジル・ファン・ダイクにチェルシーやマンチェスター・C、マンチェスター・Uなどが接近し、引き抜きを狙っていると報じられている。なかでも、チェルシーは6000万ポンド(約87億円)のビッグオファーを用意していると現地メディアによって伝えられており、主戦級DF陣の放出が予想されている。
 
 さすがに主力CBの同時退団は考えづらいが、仮に一方の退団が実現すれば、今シーズンはリーグ戦で5試合の出場に留まっている吉田の出番が増える可能性は大。フォンテとファン・ダイクの動向から目が離せない。
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