ドイツ語以外の会話は罰金…バイエルンのヘーネス会長が驚きの新ルールを設ける

2017年01月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

言語統一でチームへの忠誠度を高める。

数々のビジネスモデルを作り出し、バイエルンの経営を安定させてきたヘーネス。今回の新ルールも成功するか? (C) Getty Images

 2016年11月にバイエルン会長に復帰したウリ・ヘーネスが、「ドイツ語以外の会話を禁止する」という厳格な新規則を設けたことを、複数のドイツ・メディアが報じた。
 
 ジョゼップ・グアルディオラ(現マンチェスター・C監督)がチームを指揮した2013年以降の3年間で外国人選手が一気に増え、チーム内でスペイン語や英語が浸透。しかし、これに一部ファンから不満の声が上がり、チーム内の結束を高めるべく、活用言語をドイツ語に統一することを決めたという。
 
 ヘーネスは「ドイツ語のみを話すドレッシングルームへと戻す必要がある。共通言語はチームを一体化させるんだ」と、新ルール導入の理由を明かした。
 
「ドイツ語を喋ることをルール化する。でなければ、選手は金を支払うことになる」と罰金制を導入することも示唆したヘーネスは、「チームの統一言語を学ばないというのは、クラブを踏み台に移籍を考えていることシグナルでもある」とチームへの忠誠を誓わせる方法でもあることを明かした。
 
 また、ヘーネスは「アンチェロッティは何人かの選手たちにとって好例となるだろう。私は彼に感銘を覚えた」と、2016年夏の新監督就任時から流暢なドイツ語を駆使していたイタリア人指揮官を称えた。
 
 今回の言語統一化でチームはさらに結束できるか――。タイトルの懸かった後半戦に向けて、ドイツ王者がチーム内の改革から動き出した。
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