「イカれている!」アラダイスがワトフォード・マスコットに激怒

2016年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

アラダイスが激怒したワトフォード・マスコットのパフォーマンスとは?

アラダイス(左)が激怒したワトフォード・マスコットのハリー(右)は、ピッチサイドで選手たちを鼓舞する人気者でもある。 (C) Getty Images

 12月26日のワトフォード対クリスタル・パレス(プレミアリーグ18節)は、1-1のドロー決着となった。
 
 メディアのおとり取材によってイングランド代表監督の座を追われていたものの、12月23日に新監督としてクリスタル・パレスに招聘されたサム・アラダイスは、初陣となったこの試合後に「勝点2を失った」と結果を悔やんだ。
 
 さらにアラダイスは、ワトフォードのマスコット『ハリー・ザ・ホーネット』が、試合中にクリスタル・パレスのFWウィルフリード・ザハがシミュレーションを取られ、警告を受けていたことを馬鹿にするようなダイブ・パフォーマンスを披露したことに激怒した。
 
 ハリーの行動に表情を歪め、不快感を示したアラダイスは試合後の会見で、「プレミアリーグとFA(イングランド・サッカー協会)は、あの行為を見て何とも思わないのか? あのマスコットはイカれている。そうだろう?」と憤慨した。
 
 槍玉に挙がったハリーは、スズメバチをモチーフにしたマスコットで、ピッチ脇でサポーターとももに試合を見つめ、味方選手のゴール・セレブレーションに加わることでも有名だ。
 
 しかし、2015年11月のパリ・テロ後の試合で、黙祷の際に選手の列に入ったことで「敬意を欠く行動だ」と叩かれるなど、その奔放さが批判の的になることもある。
 
 英紙『デイリーメール』は、「ワトフォードのマスコットはFAからの通達を、今、不安な面持ちで待っていることだろう」と、プレミアリーグやFAが何らかの処分を下すのではないかと報じた。
 
 行き過ぎたパフォーマンスが敵将の逆鱗に触れてしまったハリー。これまでは見逃されてきたその行動についに処分が下るのか? プレミアリーグとFAの判断に注目だ。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事