高校女子選手権を華麗に彩る、代表32校の注目ガールズ|関西~九州編

2016年12月27日 高校サッカーダイジェスト編集部

日ノ本学園を勝利へ導く天才パサー

大会屈指の好タレントが日ノ本学園のMF平塚万貴だ。天性のパスセンスで常勝軍団を勝利に導く。写真:西森彰

 今年で25回目を迎える全日本高校女子サッカー選手権。開幕が男子と同じ12月30日と早まり、大会史上初の年内スタートとなる。より緩やかなタイムスケジュールの下で、ハイレベルな熱戦が繰り広げられるだろう。
 
 先のふたつの年代別ワールドカップでは、U-20女子代表が3位、そしてU-17女子代表が準優勝を飾った。ヤング&リトルなでしこがふたたび脚光を浴び、今大会にもサッカーファンに感動を与えたタレントたちが多く参戦する。

 ここでは、都道府県・地域予選を戦い抜いた32の代表校から1名ずつ注目選手をピックアップ。冬の女王決定戦を華麗に彩る"なでしこの蕾(つぼみ)"たちを一挙紹介する。

 後編の今回は、関西から九州地域までの14選手だ。

【後編|関西~九州編】のフォトギャラリーはこちら
【前編|北海道~東北編】はこちら

【高校女子選手権/必見タレント32選】
Part.2 関西~九州編
 
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平塚万貴
ひらつか・まき
日ノ本学園(兵庫)/MF/3年
2014年のU-17女子W杯優勝メンバーにして、日ノ本学園の司令塔。ゲームメイクに定評があり、最近は運動量が上昇。ボールに関わる機会が増えると同時に得点力も上がってきた。
 
 
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久保田晴香
くぼた・はるか
大商学園(大阪)/FW/3年
責任感が強く、腕章を巻く。SBからFWに転向したのは今季で、本人は「エゴイストなので向いている」と口にする。とはいえ独善的ではなく、献身的なプレーを欠かさない。
 
 
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足立智佳
あだち・ともか
大阪桐蔭(大阪)/MF/3年
U-18大阪選抜として今夏の韓国遠征を経験。韓国、中国の選手たちから刺激を受けて一皮剥けた。CB経験があり、守備力が高い。クレバーさもあり、攻撃力だけのMFではない。
 
 
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末次芽生
すえつぐ・めい
神戸弘陵(兵庫)/FW/2年
鳥取県から「新しいチームに魅力を感じ」神戸弘陵に越境入学。1㍍70㌢オーバーの長身とスピードを武器に得点を奪う。前線でコンビを組む井澤は速さと巧さを持った好選手。
 
 
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位田未来
いだ・みく
北須磨(兵庫)/FW/2年
格上揃いの全国大会では、エースの澤田と組む2トップに懸かる期待が大きい。受験とサッカー、二足の草鞋を履き続けるその先輩の努力に、ゴールという結果で報いられるか。
 
 
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伊藤玲奈
いとう・れいな
広島文教女子大附(広島)/MF/2年
選手権の中国大会決勝で91分に貴重な先制点。猛烈なプレスでボールを奪い、ドリブルを武器にサイドで異彩を放つ。「ゴール前では仕掛けて、シュートまで行く」姿勢の持ち主だ。
 
 
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松島育美
まつしま・いくみ
作陽(岡山)/MF/3年
明るい姿勢で引っ張るキャプテン。運動量豊富な今季の作陽でも、とりわけ多くの局面に関わる攻守の主軸だ。中央での消耗戦に臆さず挑み、ミドルレンジからのシュート力も。
 
 
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山根夢乃
やまね・ゆめの
山陽(広島)/MF/2年
全国大会初出場となる山陽の主将。中盤でボールを落ち着かせ、長短自在のパスで攻撃の起点になる。守備でも頼りになる存在で、2ボランチを組む小田との連携も不備はない。
 
 
 

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