田嶋会長も意表を突かれる!? 世界初ビデオ判定に「あそこで(主審が)見られるとは…」

2016年12月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ここまでやっているんだとしっかり認識できた」

ビデオ判定の間には電光掲示板に写真のような表示が浮かび上がった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

[クラブW杯準決勝]アトレティコ・ナシオナル0-3鹿島アントラーズ/12月14日/吹田スタジアム
 
 スコア以上に苦しい戦いを強いられた南米王者との一戦だったが、鹿島が持ち前の勝負強さを発揮して、決勝にコマを進めた。その試合の流れを左右することとなった先制点の場面は、今大会からFIFA主催大会で初めて導入されたVARsを駆使した判定となった。
 
 この鹿島の先制点について、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、「VARsについては3人のアシスタントレフェリーが23台のカメラを見ながらやっている」と説明。今年3月にはインターナショナルFAボード(IFAB)で一度は否決されたシステムだったが、新会長となったジャンニ・インファンティーノ氏のもと、「なんとかトライアルで、ということで行なっているのが今回で、FIFA主催の最初の大会となったんです」と内幕を明かした。
 
 ただ、このシステムを実際にどのように使用するのかは田嶋会長にも不透明な部分があったようで、実際のPK判定の場面では「ビデオ判定だとは分かりました。でも、あそこ(タッチライン際のモニター)でレフェリーが見られるとは思わなかった。彼(レフェリー)自身が見に行っていましたよね。だから、ここまでやっているんだとしっかり認識しました」と、世界初となったジャッジへの感想を述べていた。

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