【クラブW杯】逆転アシストの土居が“ミス”を明かすも「僕の仕事はゴール前に顔を出すこと」

2016年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「本当は目いっぱい力を入れてシュートを…」

87分に金崎のゴールをアシストした土居。シュートミスだったが、ゴール前に顔を出して結果につなげられたことを前向きに捉えた。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

【クラブW杯開幕戦】鹿島アントラーズ 2−1 オークランド・シティ/2016年12月8日/横浜国際競技場
 
 クラブワールドカップ開幕戦は、鹿島が2-1でオセアニア王者のオークランド・シティを相手に逆転勝利。勝ち越しのゴールは1-1で迎えた終盤の87分に生まれた。
 
 左サイドから山本脩斗の柔らかなクロスが上がると、これにファーサイドで反応したのが2トップの一角で先発した土居聖真。ヘディングで叩きつけて中央への折り返すと、金崎の逆転ヘディング弾が生まれた。しかし、真相は少々異なるようだ。土居が自身のアシストを振り返る。
 
「本当は目いっぱい力を入れてシュートを打ったんですが、力が入りすぎて叩きつけたみたいになって…」
 
 アシストは土居本人が明かすように、じつはゴールを狙ったヘディングシュートだった。シュートはゴール方向へ飛ばず"ミス"となったものの、中央で待ち構えていた金崎への絶妙なアシストに。本人としてはヒーローになり損ねたといったところかもしれないが、ゴール前で点に絡める場所に入り込めたことに関しては前向きに捉えている。
 
「結果的に得点、勝利につながったので、そういうところにつなげられたのは良いこと。ああやってゴール前にたくさん顔を出してゴールに絡まなければいけないし、僕の仕事はゴール前に顔を出すこと。もっともっと増やしたい」
 
 開幕戦のチームの戦いぶりには「もっと先手を取って攻撃的にやれれば良かった」と反省の弁も。11日の準々決勝の相手は、アフリカ王者のマメロディ・サンダウンズ。さらなる強敵を相手に、いかに「先手を取って」「ゴール前に顔を出すこと」ができるかが、勝利へのポイントになりそうだ。

【クラブW杯PHOTO】 鹿島2-1オークランド・シティ|金崎の決勝点で鹿島が勝利
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事