【クラブW杯|採点&寸評】鹿島×オークランド・C|金崎が「エースの仕事」を完遂!途中出場で87分に決勝点

2016年12月08日 白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)

柴崎はセンターハーフに回ってから輝きを増した。

[クラブW杯開幕戦]鹿島アントラーズ 2-1 オークランド・シティ/2016年12月8日/横浜国際総合競技場
 
【チーム採点・寸評】
鹿島 6
序盤から圧倒的にボールを支配するも、仕掛けのアイデアとクオリティを欠いてフィニッシュに繋がらず前半はノーゴール。50分の失点でそのツケを払うことになりそうだったが、途中出場の赤崎と金崎のゴールで何とか勝ち切った。オセアニア王者とはいえ、実質セミプロであることを考えれば、もう少し楽な展開に持っていきたかったが、心身のコンディション的にこの日はこれが限界だったか。

【クラブW杯PHOTO】 鹿島2-1オークランド・シティ|金崎の決勝点で鹿島が勝利

【鹿島|採点・寸評】
GK
21 曽ヶ端準 6
前半はシュートが正面を突いた17分のシーン以外、セーブ機会はなし。失点シーンは近距離でほぼノーチャンスだった。
 
DF
22 西 大伍 6
前方の遠藤を頻繁に追い越すなど攻撃的に振る舞い、守備でも大きなミスはなし。ただ、足裏を見せて食らった44分の警告は余計。
 
14 ファン・ソッコ 5.5
相手のエース、モラレスを空中戦で圧倒。しかし50分、同胞キム・デウクにうまく身体を入れられヘディングを許し、先制点を奪われた。
 
3 昌子 源 5.5
ファン・ソッコとの連携、絶妙なラインコントロールでモラレスを封殺。83分のカバーリングも見事。とはいえ、失点に繋がっただけに、ロデを引っかけてFKを与えた49分のファウルが悔やまれる。
 
16 山本脩斗 6
逆サイドの西と同様、攻撃時はウイング並みの高い位置を取って、オフェンスに幅をもたらす。87分には正確なクロスで決勝ゴールを演出した。しかし、守備では対面のロデに振られるシーンも。
 
MF
25 遠藤 康 6(84分OUT)
積極的に裏への飛び出しを狙い、41分をはじめ斜めのクロスも可能性を感じさせる。67分には細かいパスワークに絡んで同点弾を演出する。
 
40 小笠原満男 6(63 分OUT)
ロングレンジのパスで組み立て/仕掛けの軸に。素早い潰しも効果的で、途中でベンチに下げられる出来ではなかったが……。
 
6 永木亮太 6.5
最初は小笠原、途中から柴崎という相棒を攻守でフォローアップ。ワンタッチ、ツータッチのパスでリズムを作り、守備のスペース埋めも的確だった。67分には縦の飛び出しから赤崎の同点ゴールをアシスト。
 
10 柴崎 岳 6.5
左サイドハーフに入った序盤は35分の山本へのスルーパスが唯一の見せ場。輝きを増したのは小笠原が下がってセンターハーフに回って以降で、柔軟なパスワークで攻撃を指揮する。

次ページ精力的なプレスを敢行。金崎は守備面でも効いていた。

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