これぞ“ズラタン節”! イブラヒモビッチが「俺が本気だったら失神させられる」とエバートン戦でのラフプレーを語る

2016年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

故意ではないことを釈明したあとに…。

コールマンと競った際にかかとが頭に当たってしまったイブラヒモビッチ。自身は「故意ではない」と語ったが、FAは審議の対象にするようだ。 (C) Getty Images

 マンチェスター・UのFWズラタン・イブラヒモビッチが、12月4日に行なわれたエバートン戦での"とある"プレーについて振り返った。
 
 エバートン戦で先発出場したイブラヒモビッチは、42分に相手GKの頭上を越すループシュートで先制点をもたらすなど、チームを勝利には導けなかったものの(1-1のドロー決着)、際立った活躍を披露した。
 
 ベテランFWが試合後に語ったのは、得点シーンではなく後半に起こったラフプレーについてだった。
 
 51分、左サイドで相手SBのシェイマス・コールマンと競り合い、もつれて倒れた際にイブラヒモビッチのかかとがコールマンの顔に直撃したのだ。
 
 この問題のプレーについて「故意にやったのではないか?」という疑惑が出たことを聞いたイブラヒモビッチは、マンチェスター・Uの公式TVチャンネル『MUTV』にコメントを残している。
 
 「とても激しい試合だったし、五分五分の競り合いだった。あるコメンテーターがわざと頭を蹴ったと言っていたのを聞いた。わざとじゃない、信じてほしい」
 
 コールマンに対してのプレーが故意ではなかったことを釈明したイブラヒモビッチだったが、「俺は人の頭をいかに蹴ればいいのか、そしてどうやったら失神させられるのかを知っている。俺が言えることはそれだけだ」と付け加えている。
 
 イブラヒモビッチは、テコンドーをマスターしていることで知られるだけに、対人への見識は深く、本人の言うようにわざとではない可能性は高い。
 
 しかし、このプレーはすでに審議の対象となっており、イングランド・サッカー協会(FA)がこのプレーを協議にかけて、何らかの処分を下すのではないかと現地複数メディアが報じている。
 
 直近の公式戦3試合・4得点と一時期の不調から脱しつつあるイブラヒモビッチが欠場となれば、マンチェスター・Uにとって大きなダメージとなりそうだ。
 
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