ミランが戦っていた時、欠場のバッカは古巣セビージャの試合を現地観戦! これが意味するところは…!?

2016年11月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファンのなかには「裏切り者」と怒りをあらわにする者も…。

物議を醸すことは分かっていたはずだが、それでもセビージャを訪れたバッカ。果たして真の目的は……? 写真は先週末のミラノダービー。 (C) Getty Images

 11月26日(現地時間)、ミランはセリエA第14節で、エンポリを4-1で撃破。アウェーでもしっかり勝点3を奪ってみせた。
 
 この試合で最も光ったのは、2ゴールのジャンルカ・ラパドゥーラ。前線で奮闘して結果を出したイタリア人ストライカーだが、この試合でスタメンとして出場できたのは、レギュラーであるカルロス・バッカが筋肉系の負傷で欠場を余儀なくされたからである。
 
 自分の怪我で出場機会を得た選手が活躍したということで、バッカも心中穏やかではなかっただろう……と思いきや、彼はこの試合が行なわれていた時、エンポリのスタジアムでも、ミラノでもなく、何とセビージャにいたのだ。
 
 セビージャとバレンシアの一戦が行なわれたラモン・サンチェス・ピスファンのスタンドに座る彼の姿は、テレビを通して全世界に流された。
 
 スペインの『マルカ』紙は「バッカがサンチェス・ピスファンに!」という見出しでこの様子を伝え、彼が2シーズン前までセビージャで活躍したこと、冬にミランから復帰の可能性があること、前セビージャのエメリ率いるパリ・サンジェルマンも獲得を狙っていることなどを伝えている。
 
 一方、イタリアの『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙は、欠場中のバッカのこの行為に対する、一般人の反応を紹介。多くのファンが厳しい反応を示しており、「裏切り者」と怒りをあらわにするものも少なくなかった。
 
 バッカのツイッターにも、「そのままセビージャにいればいい。二度とミラノに戻って来るな!」という書き込みがなされるなど、騒ぎは大きくなっていきそうな予感も。今後、バッカがどう弁明するかも注目される。
 
 セビージャがCFを求めているのは事実であり、今冬にバッカが加入することで、外国人枠の事情から清武弘嗣が放出されるという噂もまことしやかに流れているが、果たして今回のバッカの古巣観戦によって、事態はどう動いていくだろうか。
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