来季のJ2はスペイン旋風? 東京V、徳島がスペイン人監督を招聘へ

2016年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

千葉も外国人監督の招聘に向かう見通し。

来季から東京Vの指揮を執るロティーナ監督。(C)Getty Images

 来季のJ2にスペイン旋風が起きそうだ。というのも、東京V、徳島の2クラブが、いずれもスペイン人監督の招聘へ舵を切ったからである。
 
 東京Vは25日、ミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の就任を発表した。同監督はセルタやエスパニョール、ソシエダ、ビジャレアルなどスペイン名門クラブの監督を歴任。03-04シーズンにはセルタをチャンピオンズリーグでベスト16に導き、05-06シーズンにはエスパニョールでスペイン国王杯を制した。
 
 同監督は就任に際し、「日本サッカーで、威信と歴史のある東京ヴェルディで仕事ができることに興奮しています。私はとても大きな希望を抱いていますが、同時にいい仕事をしなければいけないという大きな責任を感じています。私は選手、ディレクター、クラブ、そして特にサポーターの皆さんの支えを必要としています。全員の力を合わせて、偉大なチームにならなければなりません。皆さんに早くお会いできるのを楽しみにしています」とコメント。名門ヴェルディの復活に強い意気込みを見せた。
 
 また、徳島はスペインのマラガでヘッドコーチを務め、今季はタイ1部のスパンブリーFCを率いたリカルド・ロドリゲス氏を招聘する方針だという。まだ正式に決まったわけではないが、就任の見込みは高いようだ。
 
 加えて、千葉も外国人監督の招聘に向かう見通しだ。こちらはスペイン人ではないが、スペイン2部のヘタフェで監督を務めていたフアン・エスナイデル氏を迎える方針だという。
 
 同氏は元アルゼンチン代表で、レアル・マドリーやアトレティコ・マドリー、イタリアのユベントスなどでプレー。サラゴサ時代の94-95シーズンには、UEFAカップウィナーズカップ制覇の立役者になった。指導者としては未知数だが、選手としてのキャリアは十分だ。
 
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