【EL】シャルケら4チームが勝ち抜け! マンUは2敗目…、ビルバオのアドゥリスが記録樹立!!

2016年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

日本人選手は4人がスタメン出場を果たし、勝ったのは1人。

開始8分での先制弾を皮切りに、ゴールショーを披露したアドゥリス。35歳のストライカーは、まさに今が旬である。 (C) REUTERS/AFLO

 11月3日(現地時間)、ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第4節の全24試合が、欧州各地で行なわれた。
 
 まず日本人選手では、ヤングボーイズの久保、アストラの瀬戸、サウサンプトンの吉田、そしてインテルの長友がスタメン出場。レッドブル・ザルツブルクの南野はベンチ入りこそしたものの、出番は訪れなかった。
 
 出場4選手のなかで勝利を味わったのは吉田のみ。サウサンプトンは前節、敵地でインテルを押し込みながらも後半にワンチャンスを活かされて敗れたが、今回のホームゲームでは、イカルディに先制ゴールを許したものの、逆転でリベンジに成功している。
 
 前節は試合終盤で決定的な得点機をモノにできず、失点時には得点者カンドレーバへのマークが遅れてしまったCBファン・ダイクが、この試合では貴重な同点弾。さらにサウサンプトンは相手のオウンゴールで勝ち越しに成功し、リードを最後まで守り切った。
 
 そして、このオウンゴールを献上してしまったのが長友だった……。インテルはデブール監督の解任後、最初の一戦として注目されたが、勝点を得られず、最下位のまま。首位スパルタ・プラハには6、2位サウサンプトンに4と離され、非常に厳しい状況に置かれている。
 
 さて、今節でグループステージ突破を果たしたのは、グループDのゼニト・サンクトペテルブルク、Gのアヤックス、Hのシャフタール・ドネツク、そしてIのシャルケだ。アヤックスを除く3チームは、ここまで全勝をキープしている。
 
 シャルケは内田の復帰が待たれるが、同様に怪我からの回復具合が気になる武藤のマインツは今節、アウェーでアンデルレヒトに1-6。前節に1-1で引き分けた相手に大敗を喫し、3位に順位を下げてしまった。
 
 他の注目チームでは、調子の上がらないマンチェスター・ユナイテッドが、フェネルバフチェに1-2で敗れ、1節のフェイエノールト戦に続く2敗目を喫している。開始2分で失点を許し、後半にも加点され、終了間際にルーニーのゴールで1点を返すに止まった。
 
 首位フェネルバフチェ、2位フェイエノールトと勝点差わずか1の3位ということで、まだ勝ち抜けのチャンスは十分にあるが、これで公式戦5敗目となり、モウリーニョ監督にとって苦悩の時はまだまだ続きそうだ。
 
 また今節は、新たな記録が生まれた。アスレティック・ビルバオはヘンクを5-3で下して最下位から2位に浮上したが、この5点全てを、ベテランFWアドゥリスがマークした。1選手による1試合5得点は、ELでは初めてのことである。
 
 その一方で、同じグループFでは、サッスオーロがラピッド・ウィーン相手に前半で2点をリードしながら、試合終了間際に立て続けに失点。ホームでの痛い取りこぼしにより、3位に転落してしまった。
 
 CL同様に毎節、熱戦が展開されているELのグループステージも、いよいよクライマックスを迎える。注目の第5節は、11月24日(木)に行なわれる予定だ。

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