元ドイツ代表GKのヴィーゼ、WWEデビュー! 悪役も「俺はサッカー界でも嫌われていた」と意に介さず

2016年11月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

ボディープレスで3カウントを奪うパワフルなレスリングを披露。

堂々たるレスリングで初陣を飾ったヴィーゼ。今後どうのようにステップアップしていくのか? そのキャリアには引き続き注目だ。 (C) Getty Images

 現地時間11月3日、フットボーラーからプロレスラーへの転向が話題となっていた元ドイツ代表GKのティム・ヴィーゼが、ついにアメリカのプロレス団体『WWE』のリングに上がった。
 
 WWEの副社長兼トップレスラーであるトリプルH氏の本格勧誘を受け、トレーニング生としての契約を締結してレスラーとしてのキャリアを切ったヴィーゼは、ミュンヘンで行なわれた6人タッグマッチに参戦した。
 
 アントニオ・セザーロ(スイス人)、シェイマス(アイルランド人)とともに欧州タッグを組んだヴィーゼは、巨体を活かしたパワフルなレスリングを披露。対戦相手をボディープレスでマットに沈め、3カウントを奪ってプロレスラーとして堂々たるデビュー戦を飾った。
 
 ちなみに『ザ・マシーン』のニックネームを与えられたヴィーゼの初陣は、ブンデスリーガの公式ツイッターが「おめでとう!」と呟くなどドイツでも注目度は高かったようだ。
 
 試合前に英国メディア『BBC』に対し、「この挑戦はいわばチャンピオンズ・リーグだ。WWEはレスリング界では最大級の団体だからな。俺は集中して臨む」と語たっていたヴィーゼは、自身に与えられた役割については以下のように語っていた。
 
「俺は悪役としてプッシュされていくだろう。だけど、何も問題はない。だって、俺はサッカー界でもファンが侮辱したくなるほどの悪役だったからな。全然オッケーだ」
 
 異色の挑戦を白星でスタートさせたヴィーゼだが、今回はあくまで公演のみのハウスショー。全世界に中継されたわけではない。元ドイツ代表GKがレスラーとしてステップアップしていくための道のりは、まだ始まったばかりだ。
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