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平畠啓史チョイス“至極の11人”|戦術真瀬! 走り続ける姿は感動的。レオ・セアラのポジショニングや駆け引きは見ていて楽しい【J1月間ベストイレブン8月】

カテゴリ:連載・コラム

平畠啓史

2026年09月02日

平行にグラウンダーで中にパスを通すのも素晴らしい

平畠氏が選出した8月のJ1月間ベストイレブン。(C)SOCCER DIGEST

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 芸能界屈指のサッカー通で、J1からJ3まで幅広く試合を観戦。Jリーグウォッチャーとしておなじみの平畠啓史氏がセレクトする「J1月間ベストイレブン」。8月の栄えある11人はどんな顔ぶれになったか。

――◆――◆――

 シーズン移行に伴い、8月開幕となった今シーズンのJリーグ。“金J”でスタートし、ド派手なオープニングセレモニーに負けない内容となった横浜FM対鹿島。壮絶な打ち合いとなったG大阪対浦和。新しいシーズンの開幕にふさわしい2試合で幕を開けた。

 J1リーグは4節を終えて、一試合平均3.05得点。スコアの動く試合が各地で繰り広げられている。柏、鹿島が4連勝スタートとなった8月のJ1を振り返りながら、ベストイレブンとMVPをセレクト。数字はもちろん、印象的な活躍をした選手もピックアップしてみた。

 GKは横浜FMのルベン・ブランコ。至近距離のシュートに対する反応が鋭い。清水戦の55分、北川航也のヘディングシュートをストップしたシーンだけでなく、67分の目の前の味方に当たったディフレクションに対する反応も見事。浦和戦ではダニーロ・ボザの至近距離のヘディングシュートに反応した後、すぐに安居海渡のシュートにも反応。相手選手の特徴に対する理解が深まれば、さらにセービングの精度は増していくだろう。

 右サイドのディフェンスで素晴らしい活躍を見せている選手が多いが、今回は水戸の真瀬拓海と、柏の久保藤次郎をセレクト。総スプリント回数トップの真瀬。後ろを3バック気味にして、右SBの真瀬を高い位置に配置できるのは、真瀬の走力あってこそ。まさに戦術真瀬! 90分間、走り続ける真瀬の姿は感動的でもある。

 フォーメーションでは便宜上、左サイドに置かせていただくが、久保も見事な活躍。右サイドを個人でもコンビネーションでも崩すことができる。ペナルティエリアをえぐるドリブルも良いし、ただ単にクロスを入れるのではなく、平行にグラウンダーで中にパスを通すのも素晴らしい。スピードに乗りながらも、しっかりと中の状況を把握している証拠である。

 3試合連続ゴールの町田の中村帆高や京都の福田心之助など右サイドの選手の活躍が目立った。
 
 CBは柏の古賀太陽と町田の中山雄太。多くの人数がボールに関わる柏にあって、古賀の存在は不可欠。あのポジションの選手が不安定であれば、3バックの左右の選手は後ろ髪を引かれて、思い切り良く攻撃に関わっていけないだろう。守備力、ビルドアップ能力、統率力、CBに必要な能力を兼ね備えている。

 中山は攻撃に加わるタイミングが実に素晴らしく、町田の攻撃、特に左サイドの攻撃の色合いが華やかなものになっていた。キックも正確で種類も多い。海外移籍が決まったようだが、中山のユーティリティさは日本代表でも十分に活かせるはず。海外でのプレー、そして再び日本代表のユニホームを着て、プレーする姿を楽しみにしたい。
 
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