さすがマラドーナ! 慈善試合で華麗なアシスト後にベロンに暴言

2016年10月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

トッティとマラドーナが夢の連携からゴール!

重たい身体となってしまったもののマラドーナは、往年のスターが揃った夢の試合で主役となった。 (C) Getty Images

 10月12日、ローマのオリンピコでローマ教皇フランシスコ主催のチャリティーマッチ『Uniti Per la Pace(平和への団結)』が行なわれた。
 
 この試合には、その意志に賛同した多くのスター選手が参戦。元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナやファン・セバスティアン・ベロン、元イタリア代表のアントニオ・ディ・ナターレ、元ブラジル代表のカフーといった往年の名選手から、フランチェスコ・トッティ(ローマ)やロナウジーニョ(フリー)など現役選手まで、錚々たる顔ぶれが集まった。
 
 試合は4-3でロナウジーニョ擁するホワイトチームが勝利したものの、ブルーチームもマラドーナのパスからトッティがミドルシュートを突き刺すなど、観客を大いに沸かせた。
 
 しかし、平和を願うこの試合で物議を醸してしまったのが、"元祖トラブルメーカー"のマラドーナだった。
 
 40分、マッチアップしたベロンにマラドーナは倒される。プレーは続行され、両者は苦笑いを浮かべた。その直後に前半終了のホイッスルが鳴ると、マラドーナはベロンに詰め寄って怒りを露わにする。
 
 ベロンは意に介していないようにロッカールームへと下がろうとするも、マラドーナが離さず、結局スタッフとカフーに引き剥がされるようにして事態は収拾した。
 
 この時の様子を伝えたイタリア・メディア『カルチョメルカート.com』によれば、マラドーナはロッカールームに平然と下がろうとするベロンに「お前の顔を真っすぐ見て言ってやる! クソ野郎!」と連呼していたそうだ。
 
 また、同メディアは両者の関係が、ベロンが古巣のエストゥディアンスの役員を務めるようになった2014年頃から悪くなったと伝え、当時からマラドーナは「奴は裏切り者。俺はあいつに会いたくない」と発言していたことを明かしている。
 
 こうした"らしい"騒動は起こしてしまったものの、後半にはピッチに乱入したファンと抱擁を交わすなどマラドーナは笑顔でチャリティーマッチを終え、観客もスーパースターの競演に酔いしれた。

【PHOTO】マラドーナ、トッティ、ロナウジーニョの妙技にファンが酔いしれる!
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事