オランダ戦で決勝弾のポグバ、デシャン監督から「ピルロのプレー」を求められる

2016年10月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「みんな忘れているけど、僕はまだ若い。進化の途中なんだ」

コシエルニーのインターセプトから、パイエが横パス。これを受けたポグバが迷うことなく右足を一閃すると、懸命に伸ばしたGKステケレンブルフの手に当たりながらも、ボールはネットを揺らした。 (C) Getty Images

 10月10日(現地時間)、ロシア・ワールドカップ欧州予選で、フランスは1-0でオランダを下した。
 
 敵地で難敵を下す決勝ゴールを挙げたのは、今夏、史上最高額となる1億500万ユーロの移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに復帰したポグバ。30分、強烈なロングシュートを放ち、オランダGKステケレンブルフの牙城を破った。
 
 フランス・サッカー連盟のウェブ上で、ポグバは「チームとして良いパフォーマンスを見せることができた。特に前半が良かった。とても骨の折れる試合だったが、勝てて嬉しい」と、この一戦を振り返っている。
 
 強豪相手に勝利の立役者となった彼だが、前節のブルガリア戦(4-1の勝利)の後には、デシャン監督から「もっと良いプレーをしろ」と命じられたという。
 
「僕はドリブラーで仕掛けるのが持ち味であり、その回数は多過ぎるかもしれない。でも、みんな忘れているけど、僕はまだ若い。まだ進化の途中にいるんだよ。今は、状況に適応している最中なんだ。監督の指示に従いながらね」
 
 そう語るポグバは、指揮官から大きな役割を与えられている。
 
「監督が言うには、僕はゲームを作らなければいけないし、守備でももっと努力が必要だという。ピルロのような役割をこなすことが期待されているんだ」
 
 3シーズン、ユベントスでともに戦った偉大な先輩と同じ仕事を求められているポグバ。よりフランス代表のなかで存在感を強め、そして貢献度を高めていくことができるか。
 
 なお、フランスはこの勝利で勝点を7に伸ばし、現在はグループAで2位。次節は11月11日、同勝点の首位スウェーデンをホームに迎えることとなる。
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