【日本代表】豪州戦の右SBは酒井高徳が先発か。本人は「問題ない」と強気の姿勢

2016年10月07日 高橋泰裕(ワールドサッカーダイジェスト)

「可能性として自分が一番高いのは理解しています」

ハンブルクでは右SBでプレーする酒井高。左右どちらもこなせるのが強みのひとつだ。写真:サッカーダイジェスト写真部

【ロシアW杯アジア最終予選】日本 2-1 イラク/10月6日/埼玉スタジアム2002
 
 イラク戦でイエローカードを受けた酒井宏樹は、累積警告により10月11日のオーストラリア戦に出場できない。代わって右SBでの先発が有力視されているのが、酒井高徳だ。ここまでの3試合は左SBで出場しているが、「右でも問題ない」と本人は強気の姿勢を貫く。
 
「(右SBで先発するのが)可能性として自分が一番高いのは理解しています。チーム(ハンブルク)でも右をやっているので、問題ないと思います」
 
 今シーズンはブンデスリーガで全6試合に出場し、チームが最下位に沈むなかでも安定したプレーを見せている。左右どちらも遜色なくこなせるのが酒井高の強みだが、今に限って言えば「右」のほうがプレーしやすいのかもしれない。ブンデスリーガ5節のバイエルン戦でも、攻撃参加からチャンスを演出するシーンが見受けられた。
 
 11日に対戦するオーストラリアはグループ最大の強敵。苦戦が予想されるものの、引き分けを狙うつもりは毛頭ない。
 
「オーストラリアは難しい相手。ただどんな状況であれ、勝点3を目標にして戦っていきたい。コンディションを整えるというのが、対オーストラリアに向けては一番大事。試合に出たら、しっかりコミュニケーションを取って攻撃でも守備でも存在感を出していきたい」
 
 イラク戦後には「まだ自信を持ってレギュラーとは言えない」と語った酒井高。今予選の山場のひとつであるオーストラリア戦で、その"自信"を掴めるか。奮起に期待したい。
 
 
取材・文:高橋泰裕(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
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