R・ロペスが圧巻のハット!仙台が6試合ぶりの白星でJ1残留を決める

2016年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

ブラジル人エースが仙台を残留決定に導く

ハットトリックを達成したハモン・ロペス。チームをJ1残留に導いた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第2ステージ14節]鳥栖2-3仙台/10月1日/ベアスタ
 
 アウェーで仙台が1点差で勝ち切り、3試合を残してJ1残留を決めた。
 
 立ち上がりからリズムを掴んだ仙台が先制に成功する。26分、西村が右サイドでボールを奪うと中央の富田へ。さらに富田からのスルーパスに、タイミング良く抜け出したR・ロペスが相手GKとの1対1を制した。
 
  さらに仙台は55分、右サイドでFKを得るとリスタートですばやく左へ展開。ボールを受けた藤村がクロスを供給すると、ファーサイドでフリーのR・ロペスがヘディングで合わせゴールネットを揺らす。仙台が2-0とし、リードを広げた。
 
 しかし、劣勢に立たされた鳥栖が反撃に出る。右サイドのスローインからボールを受けたキム・ミンヒョクがクロスを送ると、中央の豊田が下がりながらの難しい体制で豪快にヘディングを突き刺した。豊田の意地の一撃で鳥栖が1点差に詰め寄る。
 
 鳥栖の反撃ムードが漂う中、この試合2ゴールのR・ロペスがその空気を一変させる。自陣でボールを奪った仙台が一気に前線へロングボールを供給すると、反応したR・ロペスが鋭いカットインから左足を一閃。強烈なシュートがゴール左に突き刺さった。
 
 突き放された鳥栖だったが、粘りを見せた。80分、左サイドでボールを受けた吉田が切り返しからクロスを送ると、ゴール前で高橋がヘディングで合わせた。鳥栖がスコアを2-3とし、再び仙台に食らいつく。
 
 しかし、鳥栖の粘りも及ばず、2-3で試合終了。R・ロペスのハットトリックで仙台が逃げ切り、6試合ぶりの白星を挙げた。勝利した仙台は勝点を40とし、J1残留を決めた。
 
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