土壇場で輝いた名古屋の韋駄天!「生きるか死ぬか」の試合でハットトリックを達成

2016年10月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

とりわけ素晴らしかったのが、2点目の豪快ミドルだ。

リーグ戦初のハットトリックを達成した永井。抜群の決定力を見せた。写真:田中研治

[J1第2ステージ14節]名古屋5-0福岡/10月1日(土)/パロマ瑞穂スタジアム
 
 J1第2ステージ14節の名古屋対福岡で、名古屋が5-0で快勝した。
 
 殊勲者は永井だ。18分にハ・デソンのゴールで先手を取った名古屋は、その後36、47、55分と永井がハットトリックを達成。さらに86分に酒井がCKから5点目を沈め、福岡を蹴散らした。
 
 勝てば降格圏脱出の可能性がある大事な試合でハットトリックをマークした名古屋の韋駄天は、「生きるか死ぬかの展開なので絶対に点を取ってやろうと思っていた」。有言実行の活躍でチームに貴重な勝点3をもたらした。
 
 3ゴールとも秀逸だったが、なかでも目を見張るのが2点目のミドルだ。中盤から二人をかわしてドリブルで持ち上がると、エリア付近で右足を一閃。GKにとってはノーチャンスと言えるコースに強烈なミドルを突き刺した。
 
「(田口)泰士が後ろから『打て!』と大きい声で言ったので、それで振り抜いたんですけど、上手く足に当たってゴールすることができた」
 
 スーパーミドルが生まれた背景には、キャプテンの声による後押しもあったようだ。
 
 この大事な試合で今季初の5得点と快勝した名古屋は、暫定ながら残留圏内の14位に浮上。まだまだ予断は許さないが、監督交代後は3勝1分1敗と明らかに調子を上げており、このままJ1残留を果たしそうな気配だ。

【名古屋 5-0 福岡 PHOTO】 永井がハットトリック! J1残留へ名古屋が大きな1勝
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