「ワインを奢ってくれた彼と乾杯する」ラニエリが“因縁”のモウリーニョと和解?

2016年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「舌戦はもう過去の出来事」とラニエリが噂を一蹴。

過去に何度もやりあってきたモウリーニョ(左)とラニエリ(右)。その両指揮官が週末に激突する。 (C) Getty Images

 岡崎慎司が所属するレスターの指揮官クラウディオ・ラニエリが、9月24日に行なわれるプレミアリーグ6節のマンチェスター・U戦に向けた公式記者会見で、敵将であるジョゼ・モウリーニョとの関係について語っている。
 
 両者は2004年にチェルシーを解任されたラニエリの後任にモウリーニョが就いたことを発端に関係性が指摘されるようになっていった。
 
 2008年には、当時ユベントスを指揮していたラニエリが「私はモウリーニョ(当時インテル監督)のように、安心を手にするために勝つ必要はない」とコメント。これにモウリーニョが「だからこそ私は多くの勝利を手にしてきた。彼はそういうメンタリティーじゃない。だから、70歳近くにもなってスーパーカップ1回と小さなタイトルしか獲得していないんだ」と当時56歳のラニエリを"口撃"したのは有名な出来事である。
 
 さらに2010年にモウリーニョがラニエリの無冠に終わったチェルシー時代を引き合いに「彼は負け犬」と呼ぶなど、両者のやりあいはメディアに大きく取りざたされてきた。
 
 記者会見でモウリーニョについて問われたラニエリは「そういうことも確かにあったが、もう過去のこと。我々の関係は素晴らしいものだし、何も問題はないよ」とコメント。遺恨を否定した。
 
 さらにラニエリは「彼は私に美味しい赤ワインをご馳走しなければいけない。私は赤ワインが大好きでね。もし招待されれば、試合後に彼のところへ行って乾杯するよ。モウリーニョは知性があり、賢く、素晴らしい監督だよ」と語り、モウリーニョを冗談交じりに称賛し、場を和ませた。
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