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「本当に辛い時期を過ごした」W杯出場の危機…大怪我を負ったバルサMFの焦燥感 「試合に出せ」と迫り、出番なしに不満も…【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2026年05月01日

「前よりもずっときつかった」

復帰以降、徐々に存在感を高めているガビ。(C)Getty Images

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 経験は必ずしも学びをもたらすわけではない。時には、キャリアを脅かす「亡霊」となって襲いかかることもある。2023年に右膝前十字靭帯を断裂したパブロ・パエス――通称ガビは、昨年9月、再び同じ膝に違和感を覚えた。

 原因は半月板。当初は「4、5週間」と言われていた離脱期間は、手術後の医師の見立てで「4、5か月」へと跳ね上がった。その瞬間、若きバルセロナの戦士は感情を爆発させた。

「前よりもずっときつかった。本当に辛い時期を過ごした。リハビリも苦痛で、日々メニューをこなすのも一苦労だった」とガビは後に告白している。

 長期離脱を宣告された後、ガビはバルサの関係者との接触を避けるようになった。しかし、例外もあった。チームの主将、ロナルド・アラウホの電話が鳴り、「ガビがお前とペドリにだけは会いたがっている」との伝言が入ったのだ。アラウホはすぐさまペドリとラミネ・ヤマルを誘い、見舞いに向かった。

 その後、ガビは病院のベッドで3人のチームメイトに囲まれた写真をInstagramに投稿した。

「僕を知っている人なら分かっているはずだ。バルサと大切な仲間を守るためなら、何度だって戻ってくる」
 
 仲間たち、そしてハンジ・フリックからの愛情は力になったが、ガビの頭から疑念が消えることはなかった。危険に晒されているのはワールドカップ(W杯)への出場だけではない。自らのキャリアそのものが終わってしまうのではないか――。「ガビはあまりにバルサ愛が強い。当時はW杯のことよりも、クラブで今シーズンを戦えるかどうかを必死に考えていた」と、現在21歳の彼の周囲は語る。

 スポーツ部門の方針は明確だった。「急ぐ必要はない」。だが、「焦りは禁物」というその周知事項を徹底することは、現場のリハビリ担当者やフリック監督を含めたコーチングスタッフにとって容易なものではなかった。グラウンドでの練習を再開するやいなや、ガビはチームメイトとの合流を強く要求した。それが叶えば、今度は「試合に出せ」と迫った。

「一歩ずつ進む必要がある。彼にとって簡単な道のりではなかったが、その先にはまだ多くのフットボール人生が残されているのだから」

 3月15日に行われたラ・リーガ第28節セビージャ戦に向けた招集メンバーにガビを復帰させた日、フリックはそう釘を刺した。
 
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