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日本人10選手が巻き込まれたブンデス残留争いの行方はどうなる?3月に日本代表デビューの21歳FWを擁するヴォルフスブルクは降格圏に沈むが…【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中野吉之伴

2026年04月25日

降格の可能性があるのは10クラブ

(左から)藤田、佐野、菅原の日本代表3選手も残留争いの中で奮闘している。(C)Getty Images

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 今シーズンのブンデスリーガもいよいよ佳境を迎えている。4試合を残した段階での残留争いの様子をまとめておこう。

 降格(17位と18位は自動。16位は2部3位との入れ替え戦)の可能性があるのは、9位アウグスブルク以下全10クラブ。30節終了時点での順位はこうだ。

9位 勝点36 アウグスブルク
10位 勝点34 マインツ(佐野海舟、川崎颯太)
11位 勝点32 ウニオン・ベルリン
12位 勝点31 ケルン
13位 勝点31 ボルシアMG(町野修斗、高井幸大)
14位 勝点31 ハンブルガーSV
15位 勝点31 ブレーメン(長田澪、菅原由勢)
16位 勝点26 ザンクトパウリ(藤田譲瑠チマ、安藤智哉、原大智)
17位 勝点24 ヴォルフスブルク(塩貝健人)
18位 勝点19 ハイデンハイム

 入れ替え戦に回る16位との勝点差で考えると、9位のアウグスブルクと10位のマインツは全敗しない限り残留は濃厚。前半戦終了時で前者は15位、後者は17位に沈んでいたが、後半戦の順位は7位と5位と完全に調子を取り戻した。マインツでは佐野が大黒柱として活躍をみせ、京都から完全移籍を果たした川崎もスタメン出場機会をつかむなど、好調のチームを支えている。

 11位のU・ベルリンと12位のケルンはどちらもシーズン途中で監督を交代となったが、その効果は少しずつ出ている。RBライプツィヒ戦以外はケルン、マインツ、アウグスブルクと下位チームと対戦するU・ベルリンは勝点を期待できそうだ。一方、レバークーゼン、バイエルンとの対戦を残すケルンはU・ベルリンと、ハイデンハイム相手に確実に勝てないと逆転される危険性がある。4連敗の可能性がないわけではないのだ。

 13位のボルシアMGは次のヴォルフスブルク戦を落としたらかなり危ない。ドルトムント、ホッフェンハイムの上位チームとの対戦を残し、苦手なアウェーでアウグスブルク戦があるのは嫌な感じがする。終盤を迎えても最適な起用がされていない町野は、出場機会を得て得点に絡む仕事ができるか。負傷から復帰の高井は守備固めでの起用が予想される。
 
 ルカ・ヴシュコビッチの復帰次第なのが14位のハンブルガーSVだ。トッテナムからレンタル中のメガクラブが注目するこのクロアチア代表CBがいない2試合で守備が崩壊。復帰がまだ不透明なのが不安材料だ。復帰時期がズレ込めば、チーム苦しくなる。

 ギリギリのところにいるのは、前節そのハンブルガーSVとのダービーに勝利した15位ブレーメンも同様。シュツットガルト、ホッフェンハイム、ドルトムントとの対戦を残しており、32節ホームでのアウグスブルク戦での勝利が絶対条件。勝たなければならないプレッシャーをはねのけられるか。GKの長田(ミオ・バックハウス)はシーズンを通して好パフォーマンスをキープ。菅原も右サイドでバランスの取れたプレーで貢献している。勝利に導くプレーを期待したい。

 試合内容は悪くないながら勝ち切れない試合が続いているのが16位ザンクトパウリ。ハイデンハイム、ヴォルフスブルクと下位チームとの対戦を残している点をメリットにすることができるか。中盤の要である藤田には得点に直結する活躍、CB安藤にはデュエルでの絶対的な存在感が求められる。一方、ここまで起用がほぼされていない原は、最後まで難しい時間になりそうだ。

 降格圏に沈むヴォルフスブルクは、30節でU・ベルリンに勝利したわずかに光明を見出した。フライブルク、バイエルンとの対戦で勝点を拾い、ホームでのボルシアMG戦で勝ち切り、最終節のザンクトパウリとの直接対決まで希望を残せるか。3月に日本代表デビューを飾った21歳FW塩貝は満足なプレータイムを得られていない。辛抱強く出場機会を待ち、出たときに爆発的なプレーを見せてほしい。

 最下位のハイデンハイムは数字的にほぼ降格が決定的。だが、このクラブは最後まであきらめたりはしない。失うものがないクラブとして、粘り強い戦いができるのが何よりの強みだ。31節ホームでのザンクトパウリ戦に勝利したら、まだ16位の可能性は出てくるかもしれない。

 今季も最終節まで予断を許さない戦いが続くことは間違いない

取材・文●中野吉之伴

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