大久保退場の川崎が黒星。中村、小林の渾身ゴールは実らず…

2016年09月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

0-0で迎えた36分、大久保が横谷を倒して一発退場。

数的不利を強いられた川崎は一時逆転に成功したが……。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第2ステージ12節]大宮3-2川崎/9月17日(土)/熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
 
 J1第2ステージ12節の大宮対川崎が9月17日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で行なわれ、3-2で大宮が競り勝った。

【大宮3-2川崎PHOTO】江坂が2試合連続の決勝ゴール!

 アウェーの川崎は得意のパスワークで試合の主導権を握っていたが、迎えた36分。相手ペナルティエリア付近でファウルを受けた大久保が、小競り合いのなかで大宮の横谷を押し倒したとして一発退場になってしまう。
 
 数的不利を強いられた川崎は、さらに41分、カウンターからGKとの1対1を作られ、GKチョン・ソンリョンが家長を倒してPKを献上。これを家長に決められ、1点のビハインドを背負った。
 
 しかし、川崎はそこから反発力を見せた。62分、交代出場の三好がシュートミスで決定的なチャンスを逃すも、その直後の63分。スルスルとエリア付近までポジションを上げた中村が、ボールを受けるやいなや右足を一閃。GKのタイミングを外した絶妙なシュートで同点弾を叩き込んだ。
 
 さらに川崎は81分、右サイドを鮮やかに崩し、最後は三好のパスを受けた小林が右足でゲット。渾身の逆転ゴールをねじ込んだ。
 
 対する大宮も、そのままでは終わらない。84分、中央での細かいつなぎで川崎の守備を揺さぶり、横谷のパスをエリア内で受けた家長が左足で同点弾を沈めた。
 
 そして迎えた89分、熱戦に終止符を打つ決勝点が生まれる。

 前がかりになった川崎の背後のスペースを突き、大宮がカウンターを発動。最後は江坂が切り返しから左足を振り抜き、決勝点を叩き込んだ。
 
 試合はそのまま3-2で大宮が勝利。大宮は前節の広島戦に続く連勝を飾った。

 一方の川崎は勝てばCS進出決定だったが、反撃も及ばずに敗戦。2位・浦和の結果次第で、第2ステージの首位から陥落する可能性が出てきた。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事