清水の大前が完全復活!約3か月ぶりの公式戦で会心のFK弾

2016年09月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

自ら獲得したFKを直接ゴールに叩き込んでチームの3点目をゲット!

途中出場で1ゴールを決めた大前。完全復活を印象付けた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 清水のエースが帰ってきた。

 9月11日に行なわれたJ2・31節の清水対山形戦で、大前元紀が完全復活を遂げた。

 大前は6月8日の町田戦で負傷(肋骨骨折など)し、戦線を離脱。その後、長いリハビリに入っていたが、約3か月ぶりとなったJ2公式戦で77分から途中出場すると、鬱屈を晴らすように躍動した。

 ファーストプレーでポスト直撃のシュートを放ち、さらにエリア付近で獲得したFKを自ら沈めてチームの3点目を決める充実ぶり。復帰戦を自らのゴールで飾った。

 試合は山形に1点を返されて3-1で終了。試合後、ヒーローインタビューに答えた大前は、「本当に帰って来られて良かったです。またこのユニホームを着てこのピッチに立てるのは嬉しいことですし、怪我をしている間に監督だったり、コーチだったり、サポーターも家族もそうですし、トレーナーだったり、みんなのおかげでまたピッチに立てたので本当に良かったです」とコメントし、さらに自身のゴールを振り返って以下のように語った。
 
「FKも完璧に決められて良かったです。本当に帰ってきてこういう勝ち方ができて本当に良かった。待っていてくれていた皆さん、ありがとうございます」

 清水はこの勝利で暫定4位に浮上。自動昇格の権利が与えられる2位・松本との勝点差6をキープした。

 J2は残すところ11試合。エースが帰ってきた清水の追撃態勢が整った。

 
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