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【三浦泰年の情熱地泰】日本は強かった… それでも久しぶりの家族観戦が後半途中で“終了”となったワケ

カテゴリ:連載・コラム

三浦泰年

2026年01月31日

日本中のお茶の間が日本代表の結果をドキドキしながら見る――いま、そんな瞬間は決して多くない

U-23アジアカップ決勝で日本は中国に4-0で快勝した。写真:佐藤博之

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 自宅のリビングで代表戦を観戦する。

 一昔前なら、「当たり前」のように心落ち着かず、家族みんなで日本代表戦を見ていた。

 子供も大人になり、大人の僕も仕事が変わったこともあるが、代表戦をしっかり観戦するという意味では、対戦カードを選ぶハードルが少しずつ高くなってきたと思う。
 
 それこそ、「当たり前のことだよ」と言われるかもしれないが、家庭の環境だけが変わったのではなく、日本代表の立ち位置も変わった。

 カードによってはワールドカップ予選さえも見逃すことがあり、「勝ったよね!」と結果を聞いて、確認するだけで満足になってしまう。

 勝つ事が当たり前になり、どこか敗戦するかもしれないという危機感が見る側にはなくなりつつある。

 6月に行なわれる北中米ワールドカップ本大会となれば違うのであろうが、これは良いことなのか、悪いことなのか?

 日本でサッカーというスポーツの認知度が上がり、エンターテイメントとしても評価され、国民の大事な存在となっている事は確かだろう。だが、それゆえに、代表チームの試合に求められるレベルも(対戦相手も含めて)上がり、そんな状況を作り上げているのかもしれない。

 これはきっと自然で良い方向にいっている証。しっかりメジャースポーツになった証拠なのであろう。

 ブラジルでさえ、道端でサッカーをやっている子供がいなくなったと言う。各国、サッカーにおける環境が変わっている。

 今、日本中のお茶の間が日本代表の結果をドキドキしながら見る――。そんな瞬間は練習試合ではなかなか難しく、アジアの大会、いやワールドカップアジア予選でさえ少なくなっているのであろう。U-23日本代表の決勝戦でも同じことは言えるだろう。

 もちろん、サッカーが好きな人にとってはどの試合も重要なのであろうが…。

 そんなタイミングで先日、U-23アジアカップの決勝を偶然にも家族でワイワイ言いながら見る事ができた。きっとこれは前回ワールドカップのドイツ、スペイン戦以来だ(笑)。

 相手は中国代表。近年は聞き馴染みのない相手だが、膨大な人口を背景にしたポテンシャルは未知数で、才能が所々に見え隠れするチームであった。

 しかし、全くと言って良い日本代表の完勝に終わった。中国代表よりも2歳も下のU-21のカテゴリーで望んだ日本代表が4-0で勝利し、優勝を飾った。

 中国代表もギリギリの所で、必死に勝とうと努力していた。暴力的だとか言われているが、そのタイミングでないとボールに触れることもできない。日本が一枚も二枚も上手だった。
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