「すごく支えになっています」日本人3人目の“偉業”を達成した三笘薫が口にした愛妻への感謝 自身のパフォーマンスは猛省「ミスが多い」「レベルに達していない」【現地発】

2026年01月21日 松澤浩三

「もっと早く達成したかった」

フル出場したボーンマス戦では精彩を欠いた三笘。(C)Getty Images

 1月19日、ブライトンはホームのアメックススタジアムにボーンマスを迎えた。左サイドハーフで先発した三笘薫は、プレミアリーグ(PL)通算100試合目出場を達成した。

 三笘にとって節目となったこの一戦は、残念ながら、年末年始の忙しい時期を終えたばかりの1月中旬の月曜日の夜に行われた。そのため、メインスタンドを含め、スタジアム内には多くの空席が目立った。

 またブライトンは12位で、対するボーンマスも15位に低迷。順位表のボトムハーフにいる両チームの対戦を、仕事や学校のあるマンデーナイトに寒さを我慢してスタジアムで見ようとするサポーターの数は限られていた(ちなみに、試合後の公式発表ではこの試合の観客動員数が3万172人とされていた。しかしスタジアムの収容総人数が3万1876人であることを考えると、正確な数字ではないはずだ)。

 序盤はブライトンの攻勢から始まった。高い位置から積極的にプレスを仕掛け、主導権を掴んで敵のゴールに迫っていった。

 しかし開始15分ごろからは、ボーンマスが素早いカウンターで反撃に転じる。27分、再びカウンターからエリア内に攻め込むと、ブライトンのGKバート・フェルブルッヘンが俊足FWアミン・アドリに足をかけてPKを与えた。これをマーカス・タバーニアーがきっちりと決めて先制に成功する。
 
 その後もシーガルズ(ブライトンの愛称)は人数をかけて守るボーンマスを攻めあぐね、リードを許したまま終盤に突入する。だが迎えたアディショナルタイム1分。18歳のFWシャラランポス・コストゥラスの鮮やかなオーバーヘッド弾で同点に追いつき、1-1のドローで試合は終えた。

 復帰以来、プレミアでは3戦連続でスタメンに顔を連ねた背番号22は、通算100試合目を勝利で飾ることができなかった。試合後、ミックスゾーンに姿を現した彼は自身のプレーをこう振り返った。

「ミスも多いですし、(同点に)追いついてくれたので良かったですけど、評価しづらい試合。自分の中でも課題も多いですし、切り替えていかなくてはいけない」

 本人の言葉どおり、この日は精彩を欠いていた。前節のマンチェスター・シティ戦で復帰後初で、今シーズンの2ゴール目を挙げた。だからこそ好調を維持し、この試合でも活躍が期待されていた。

 だが実際にはパスミスが目立ち、ドリブルで仕掛けた場面では相手の右SBアレックス・ヒメネスを抜き切れず。シュートも後半に放った1本のみと、決定機を演出することはなく、試合を通じて"らしさ"を出すことができなかった。

 それでも左足首の怪我が回復してから初のフル出場。チームとしても、敗色濃厚だった試合をぎりぎりで引き分けに持ち込んだ。そしてレスターでリーグ優勝を達成するなど活躍した岡崎慎司(114試合)、サウサンプトンで8シーズンを過ごして154試合に出場した吉田麻也に続く、日本人では3人目となるPL100試合出場を達成。素晴らしい功績にたどり着いた。

 ただし本人は、「もっと早く達成したかったですけど、まあ通過点ですし、もっとこれから...(チーム内には)500試合出場している選手もいますし、これからもっともっと積み上げていかないとなと思います」と、この数字はあくまで"通過点"と強調する。
 

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