思い描いたキャリアとの間にギャップ。それでもセレッソでの日々は「かけがえのない財産」。西川潤が“完全移籍”で岡山へ「応援してよかった」と思われる選手を目ざす

2025年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「チームの力になれるよう全力で取り組みます」

25年はレンタル先の鳥栖でプレーした西川が岡山に完全移籍。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 セレッソ大阪は12月27日、サガン鳥栖に期限付き移籍中の西川潤がファジアーノ岡山へ完全移籍で加入することを発表した。

 現在23歳のレフティMFは、2020年にC大阪でプロキャリアをスタートさせ、22年に鳥栖、24年にいわきへそれぞれレンタルで加入する。2025シーズンは再び、鳥栖に赴き、リーグ戦35試合に出場し、チームトップタイの6ゴールを記録した。

 かつて世代別のワールドカップやアジア大会に出場経験があるアタッカーは、岡山の公式サイトで以下のようにコメントする。
 
「これまでの6年間で積み重ねてきたものを、この岡山の地で発揮し、チームの力になれるよう全力で取り組みます。ファジアーノ岡山とともに、この街をさらに盛り上げていけたらと思います。応援よろしくお願いします」

 またC大阪を通じては、悔しさを滲ませながらも感謝を伝えた。

「この度、ファジアーノ岡山へ完全移籍することになりました。皆様の前でプレーする姿をお見せすることができなかったことは、今でも悔しい気持ちがあります。自分が思い描いていたキャリアとの間にギャップを感じ、悔しい思いを重ねる時期もありましたが、今の自分があるのは、このクラブでの活躍を楽しみに待ち、支えてくださった皆様の存在があったからだと思っています。

 このクラブでプロデビューできたことをはじめ、ここで得たすべての経験は、僕のキャリアにおいてかけがえのない財産です。必要としてくれるクラブがあることに感謝し、ピッチで結果を出すことで、応援してよかったと思っていただける選手を目指していきます。本当にありがとうございました」

 思い入れのあるクラブに別れを告げた西川が、岡山の地で新たなキャリアを刻む。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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