総合力は今大会随一のCB。U-20W杯帯同の現U-18日本代表の逸材が“夏冬連覇”の切り札となるか【高校選手権の主役候補】

2025年12月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「鈴木淳之介選手みたいに」

神村学園のキャプテン中野は夏冬連覇を成し遂げられるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2025年12月28日開幕の第104回全国高校サッカー選手権大会で、優勝候補の一角に挙がる神村学園(鹿児島)。今夏のインターハイ王者で"夏冬連覇"を狙う実力校の中でサッカーライターの松尾祐希氏が注目している選手が、CBの中野陽斗(3年)だ。

「U-20ワールドカップのサポートメンバーに選ばれ、U-18日本代表の常連メンバーです。神村学園でキャプテンを任されてリーダーシップの自覚も芽生え、課題と思われた守備力もアップしました」

 もとから足もとの技術があり、最後尾からの繋ぎのセンスは抜群。CBとしての総合力の高さは大会随一で、次のU-20ワールドカップ(2027年大会)でも主役を張れるかもしれない逸材だ。松尾氏は「鈴木淳之介選手みたいになってくれたら面白い」と期待している。
 
 さらにボランチをこなす柔軟性を備え、「スピードがついてくればウイングバックやサイドバックにも対応できる」(松尾氏)。

 すでに、いわきFC(J2リーグ)に加入内定。プロの舞台に移る前に、冬の選手権で圧倒的なスケールの大きさを見せつけ、優勝への切り札になりたい。

構成●サッカーダイジェストWEB編集部

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