「人種差別のように感じた」ソン・フンミンのスパーズ時代を回顧した元韓国代表が欧州のFK事情に抗議!「ケインもアロンソも上手くないのに」

2025年12月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ケインはスパーズでの13年間で一度しか

かつてケイン(左)と阿吽の呼吸でプレーしていたソン・フンミン。(C)Getty Images

 元韓国代表アタッカーのイ・チョンス氏が、自身のYouTubeチャンネルに『ソン・フンミンがケインに8年間フリーキックを奪われた理由』と題した動画を投稿。過激な表現も交えながら独自論を展開している。22日、複数の韓国メディアが一斉に報じた。

 2015年夏にトッテナムの一員となった韓国代表のFWソン・フンミンは、ハリー・ケインが23年夏にバイエルン移籍を果たすまで、そのイングランド代表のエースとともにプレー。抜群のコンビネーションでチームを牽引した。

 だが、イ・チョンス氏には満足できない部分があったようだ。以下のように主張している。

「ソン・フンミンがトッテナム時代にフリーキックを蹴れなかったのは人種差別のように感じた」

 その理由として「ケインという自国の生え抜き選手がいるため、彼を第1の選択肢として遇する雰囲気が出来上がっており、そのせいで(ソン・フンミンが)フリーキックの機会から排除されたんだ」と熱弁を振るった。
 
 これを受け、韓国メディア『SPOTV NEWS』は「ケインはノースロンドン(トッテナム)でプレーした13年間で、直接フリーキックを一度しか決めていない」と補足。フリーキックの独占はどこにでもあるという44歳の主張を紹介している。

「(フリーキックが上手くないのに)専任で蹴るケースは間違いなくある。自分たち同士で蹴ると言って激しく争うこともある」

 イ・チョンス氏は現役時代にフェイエノールトやレアル・ソシエダでプレー。当時の実体験をこう振り返った。

「専任キッカーを追い出すのは事実上難しかった。フェイエノールト時代にはジョナサン・デ・グズマンが、ソシエダでプレーしていた時はシャビ・アロンソがいた。アロンソはフリーキックがそれほど上手くないのに、ケインのように蹴っていたよ」

 もちろん、ケインとシャビ・アロンソのシュートやキックは「上手い」と認めたうえで、FKは「別の話」と強調するイ・チョンス氏だが…。歯に衣着せぬ発言で有名なコリアン・レジェンドが、またしても議論を巻き起こしている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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