「試合中に喜びすぎない」ヴィッセル権田とセレッソ福井が初対談「失点した後こそ、より強気でいく」

2025年12月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

権田と福井が伝えるGKの心構え

GKグローブについて議論を交わしたC大阪の福井(左)と神戸の権田(右)。

 ヴィッセル神戸の権田修一とセレッソ大阪の福井光輝が初対談。両選手が着用するキーパーグローブメーカーreusch(ロイシュ)が企画し、対談後は小学5年生を対象にGKクリニックも行なわれた。

 ほぼ初対面に近い、という両選手だったが、GKグローブの使用方法やポジショニングについて議論を交わしていくにつれ、会話は滑らかになっていった。

 プレー中に気をつけることについて、権田は「良いプレーをしたな、という時こそ気をつけます」と話す。「やっぱりゴールキーパーって受け身だから、相手の対応を見てプレーするところがある。もちろん、相手を誘導してシュートを打たせることもありますが、オーバーすぎる感情を持っていると良くない。

 試合中に喜びすぎない。たとえばPKを止めた後、だいたいコーナーキックになるんですが、『ここが大事』と声掛けをする。ディフェンダーを叱責したりもせず、90分が終わった後に喜んだり、反省しようと思っています」という。

 福井は「試合でミスをしても、すぐに次のプレーになります。だから、気落ちして、なよなよしていてはいけない。失敗した、失点した後こそ、より強気でいく。声も出しますね」と声を出すことで気持ちを奮わせるという。

 また、「日々の練習は勝つための準備ではなく、後悔しないためにやっている気がします。できたことが明確になって、負けても次につながります」と日々のトレーニングの重要性を語る。
 
 対談後の小学5年生を対象にしたGKクリニックでは、権田がハイボール、福井がセービングをテーマに指導した。

 権田は「ひとつのプレーができるようになったら、次にチャレンジしよう。練習でできることしか試合ではできないから、その積み重ねが大事」としながら、ハイボールを取る練習では、「声を出すのはいつ? 出るよっていうのを味方に教えるとぶつからないし、出るって言ったら、絶対にボールを触らないといけない」と具体的に説明した。

 一方の福井は、セービングのポイントを実演しながら、「意識してほしいのは、地面と手で壁を作ること。次に上からふたをしてボールをしっかりとキャッチすること。ボールが緩いとその分、足を運んでキャッチしてください」と説明。プロ選手からの実践的なアドバイスを子どもたちは熱心に聞き入っていた。

 イベント終了後、福井が「子どもたちの目がキラキラしていました。サッカー選手って、子どもたちに夢を与えられる仕事だっていうことも感じます」と話すと、権田は「うれしかったのは、みんなが挨拶をしてくれたこと。サッカー選手になる、ならないに関係なく、人として大事なこと。あと、『自信を持ってやれました』って言ってくれた子がいたのもうれしかった。今日だけじゃ上手くはならないので、継続してほしいですね」と振り返った。

 この他、ポジショニングについてやプレーしている時の感覚、キーパーグローブでの思い出など、様々なテーマについて、両選手が語りあった。

 この対談の模様は、ロイシュジャパンのインスタグラムアカウント(https://www.instagram.com/reuschgoalkeeping_jp/)で後日配信される予定だ。

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