「最悪の気分だ」10連敗、17節で勝点2…“プレミア史上ワースト”がちらつく。選手、監督が猛省「絶対にあってはならない失点。ほぼ自滅」

2025年12月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まるで勝利を恐れているかのようだ」

ファン・ヒチャン(11番)らを擁するウルブスが窮地だ。(C)Getty Images

 もはや、危機的状況さえも通り越しているかもしれない。

 現地12月20日に開催されたプレミアリーグ第17節で、最下位に沈むウォルバーハンプトンは、ブレントフォードとホームで対戦。63分と83分に失点し、0-2で完敗した。

 今季リーグ戦で未勝利のウルブスは、開幕5連敗後に2分けを挟んで10連敗。17節を終えて勝点2、得失点-28という目を覆うような惨状だ。ファンは愛想を尽かしたようで、スタンドは空席が目立った。

 英衛星放送『Sky Sports』によれば、キャプテンマークを巻いたマット・ドハーティは、非常に厳しい表情で次のように語った。

「僕らは自信を取り戻す必要がある。鏡を見て、このクラブでどう記憶されたいのかを自問すべきだ。シーズン終了まで戦い抜いたチームとして記憶されたいのか、それとも卑怯者で安易な選択肢を選び、1月に移籍を試みたり、他人にポジションを奪われるようなチームとして記憶されたいのか。

 これまでで最悪の気分だ。試合終了時にはスタジアムがほぼ空っぽだった。我々には試合に勝てるという確信が欠けている。まるで勝利を恐れているかのようだ。とにかく何とかして何かを見つけ続けなければならない」
 
 また、ロブ・エドワーズ監督は1失点目を糾弾。こう言い放った。

「最初の失点は、絶対にあってはならない状況から生まれた。我々が自ら招いたものだ。あの瞬間、我々はほぼ自滅した。本当に酷い守備だった。そこから当然ながら、0-1のビハインドは非常に厳しい。周囲の騒音が生まれ、選手たちはそのプレッシャーを感じるからだ」

 原因は一体何なのか。先月に緊急就任したウェールズ人指揮官は「分からない。原因は分析が必要だが、常に決定的なミスがすぐそこに潜んでいるように感じる」と伝えた。

 プレミアリーグ史上最低の勝点は、2007-08シーズンにダービーが記録した「11」だ。史上最悪を回避するためにも、まずは初勝利を掴みたい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】「絶対にあってはならない」緩い守備で失点…本当にプレミア?空席が目立つ

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