「不十分だ」冷遇され一時はBチームに…2か月ぶり出場の日本人ストライカーを伝説FWがバッサリ 地元メディアは擁護「今季、ほとんど使われていなかったのだから…」

2025年12月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼が不十分だったと結論づけることはできない」

ダンディーでようやく出番を与えられた山田。 (C)Getty Images

 トップチームでの出場は、約2か月ぶりだった。いきなり結果を残すのは難しい。

 セルティックの山田新は12月17日、スコティッシュ・プレミアシップ第11節のダンディー戦で、終盤の65分から途中出場した。だが、チャンスを決めることができず、チームは1-2と敗れている。

 今季から加入した山田は、開幕当初の8月こそ試合に出場していたものの、その後はブレンダン・ロジャーズ元監督に冷遇されて、メンバー外に。10月26日のハーツ戦で30分間プレーしたが、それ以外はトップチームの試合に出ていない。11月にはBチームでの出場が話題になった。

 だが、ウィルフリード・ナンシー新監督が就任して公式戦4試合目となったダンディー戦で、山田は久しぶりに出番を手にする。逆転された直後に投入されると、ペナルティーエリア付近から惜しいシュートを放つ場面もつくった。ただ、ゴールには至っていない。

 ナンシー政権になって4連敗とチームが不振を極め、批判にさらされるなか、山田にも厳しい言葉が寄せられた。イングランドのプレミアリーグで得点王に輝いた経験もあるレジェンドOBのクリス・サットン氏がセルティックの選手たちをこき下ろした際、山田も他の一部選手同様に「不十分」と評したのだ。
 
 ただ、コメントを伝えた専門サイト『67 HAIL HAIL』は、「今、ヤマダのような選手を非難するのはアンフェアだ。彼は今季、ほとんど使われていなかったのだから」と報じている。

「だから、彼がここで使われるようになり、良いパフォーマンスができなかったとしても、とにかく彼が不十分だったと結論づけることはできない」

 実際、実戦感覚を保つことも難しい状況下で、チームが重圧にさらされているなか、結果を残すのは容易でないだろう。ただ、与えられた機会でインパクトを残せれば、流れを好転させられるかもしれない。だからこそ、シュートが外れた際、山田は悔しさを露にしたのだろう。

 その思いが報われるときが訪れるのを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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