高校サッカーの名門出身でルヴァン杯制覇にも貢献した30歳DFが現役引退「かけがえのない経験をすることができた」

2025年12月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「僕に関わってくれた全ての人のおかげで」

湘南時代にはルヴァンカップ制覇に貢献した坂。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2025年12月17日、栃木SCがDF坂圭祐(30歳)の現役引退を発表した。

 1995年5月7日生まれの坂は高校サッカーの名門・四日市中央工で選手権準優勝、ベスト4入りに貢献すると、順天堂大に進学。ユニバーシアード代表に選ばれるほどの輝きを放ち、2018年に湘南ベルマーレに入団した。

 ルーキーイヤーにいきなり主力級の活躍を見せ、ルヴァンカップ優勝に大きく貢献。クレバーなDFはその後、大分トリニータ、ガンバ大阪、栃木に在籍し、8年間の現役生活でJ1リーグ通算83試合・3得点、J2リーグ通算28試合・0得点という成績だった。

 今回の決定を受け、本人のコメントは次のとおりだ。
 
「今シーズンをもってプロサッカー選手を引退することに決めました。サッカーを始めてからこれまでたくさんの方々と出会い、様々なことを学ばせていただいたおかげでここまでサッカーを続けることができました。

僕をプロサッカー選手に導いてくれた内部リバーズFC、内部中学校、四日市中央工業高校、順天堂大学。ルヴァン杯優勝や鹿島戦の劇的ゴール、たくさんの人の想いを背負い戦ったプレーオフ徳島戦などかけがえのない経験をすることができた湘南ベルマーレ。実力不足で試合に出られず苦しみ続けましたが、そんな中でも応援してくれている人もいると気付かせてくれた大分トリニータ。

全てにおいてトップレベルのチームで、刺激的な日々を過ごすことができたガンバ大阪。J2に残留するために呼んでいただいたにも関わらず、結果で応えるどころか怪我でほとんどプレーすることもできなかった栃木SC。監督、スタッフ、チームメイト、ファン・サポーターの皆さんなど、僕に関わってくれた全ての人のおかげでどんなことも乗り越えることができました。本当にありがとうございました。そして、いつも自分の味方でいてくれて、双子育児をしながらも全力でサポートをしてくれた妻、どんな時も幸せな気持ちにさせてくれる2人の子どもたちに感謝しています。ありがとう!」

 家族の支えがあってこその現役生活。坂の言葉には確かな"ファミリー愛"が込められていた。

構成●サッカーダイジェストWEB編集部

【画像】日向坂や乃木坂の人気メンバー、ゆうちゃみ、加護亜依ら豪華タレント陣が来場、Jリーグのスタジアムに華を添えるゲストを特集

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介

【記事】「大谷翔平って何であんなに凄いの?」中村俊輔の素朴な疑問。指導者としてスーパースター育成にも思考を巡らせる
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事