「まじですか…」「本当にやめちゃったよ」J1昇格を逃した徳島、増田監督の退任に「最高のフットボールをありがとう」「ほんとに悲しい」など惜しむ声続々

2025年12月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「全てに感謝しかありません! 本当にありがとうございました」

今季限りでの退任が発表された徳島の増田監督。写真:福冨倖希

 徳島ヴォルティスは12月16日、増田功作監督が2025シーズンをもって退任することを発表した。

 2024年に徳島のヘッドコーチに就いた49歳は、同年5月に吉田達磨監督の後任として正式に指揮官に就任。当時最下位に低迷していたチームを立て直し、最終的には8位まで浮上させる手腕を発揮した。

 就任2年目の今季、チームは4位フィニッシュでJ1昇格プレーオフに進出。だが、決勝でジェフユナイテッドに敗れ、J1昇格は果たせなかった。

 クラブの公式サイトを通じて、増田監督は「徳島ヴォルティスに関わるすべての皆さま、2年間ありがとうございました。ヴォルティスファミリーの皆さまには、ホーム・アウェイに関わらずどんな状況でもともに戦っていただき感謝しかありません」と伝え、次のように続けた。
 
「昨年、悲しく、苦しい中で、しかも最下位に沈むチーム状況で、前を向いて一歩を踏み出そうとしても、頭ではやらないといけないのはわかっていても力が入らず、トレーニングをしても気持ちが整えられずにいる時に監督を託していただきました。

 そこから経験豊富な選手達が力を振り絞り、何とかこの状況を乗り越え勝点を奪おうと戦ってくれました。選手、スタッフみんなで一歩ずつ積み重ね、一心不乱に走って一戦一戦大事に戦ったことは自分にとっては忘れられない経験をしたシーズンとなりました。

 今年、チームとしてJ2優勝を掲げ、選手、スタッフは最後まで全力で走りハードワークして戦ってくれました。自分の力不足で目標を達成できなかったことはヴォルティスファミリーの皆さまには本当に申し訳ないと感じるシーズンでした。

 スポンサーの皆さま、ファン・サポーターの皆さま、選手、チームスタッフ、日頃からサポートしていただいているサポートスタッフの皆さま、美味しく栄養価の高い食事を提供してくれた食堂の皆さま、そしてクラブで働くスタッフの皆さん、多くの方々に支えていただき幸せな時間を送ることができました。

 全てに感謝しかありません! 本当にありがとうございました。

 クラブからは離れますが、徳島ヴォルティスが来シーズン以降に更なる活躍をされることを陰ながら応援しています」

 クラブの公式Xでも退任が伝えられると「まじですか...」「ほんとに悲しい」「新たなステージでのご活躍も応援しています」「徳島に感動と興奮を与えていただきありがとうございました!」「本当にやめちゃったよ」「徳島に相応しい監督でした」「どん底の我らを救ってくれて感謝しかない」「最高のフットボールをありがとう」といった声があがっている。

 功労者が惜しまれながら徳島を去る。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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