2025シーズン“J1・2位”の柏が補強! 浦和MF大久保智明がキャリア初の移籍「培ってきたすべてをピッチで表現する」

2025年12月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「勝利のために全力を尽くします」

柏が浦和のMF大久保を獲得した。写真:鈴木颯太朗

 2025年シーズン、J1で2位の柏レイソルは12月15日、浦和レッズMF大久保智明の完全移籍加入を発表した。

 現在27歳の大久保は、中央大から2021年、浦和に加入。浦和ではJ1通算110試合に出場して6得点を挙げた。天皇杯とACLの優勝、クラブワールドカップ出場も経験。21年、22年にはリカルド・ロドリゲス監督のもとでプレーしており、その経験を活かして柏でも早期の順応が期待される。

 プロキャリアで初の移籍となる大久保は、柏の公式サイトを通じてこう意気込んだ。

「柏レイソルの皆様、はじめまして。このたび、浦和レッズから加入することになりました大久保智明です。このクラブの一員として闘えることを、大変嬉しく思います。これまで培ってきたすべてをピッチで表現し、柏レイソルの勝利のために全力を尽くします」
 
 なお、浦和を通じては以下のようにコメントした。

「浦和を愛するみなさまへ。このたび、柏レイソルへ完全移籍することとなりました。特別指定期間を含め、6年半という長い時間、本当にありがとうございました。直接お別れをお伝えすることができず、申し訳ありません。

 毎朝、大原に向かうと、警備の方が迎えてくださり、クラブハウスやロッカーは常にきれいに整えられている。練習着は洗濯され、畳まれて用意され、整備されたグラウンドでサッカーができる。平日にも関わらず多くのファン・サポーターのみなさまが練習を見に来てくださり、練習後には栄養満点の食事が用意されている。

 この環境は決して当たり前ではなく、毎日変わらず準備してくださっている方々のおかげだと、心から感じています。本当にありがとうございました。みなさまの支えがあり、何不自由なく、楽しくサッカーに取り組むことができました。

 天皇杯優勝、ACL優勝、そしてその夜に浦和の街でみなさまと喜びを分かち合った時間は、今でも鮮明に思い出しますし、僕の一生の財産です。こうした素晴らしい経験ができたのは、パートナーのみなさま、ホームタウンのみなさま、後援会のみなさま、クラブスタッフのみなさま、そしてどんな試合でも、どんなに遠い場所でも、毎試合熱く応援してくださったファン・サポーターのみなさまのおかげです。

 また、僕の一つの夢であったプロサッカー選手になるという夢を叶えてくださった浦和レッズには、心から感謝しています。浦和レッズで過ごした日々は、サッカー選手としてだけでなく、一人の人間としても大きく成長させてくれました。

 その中でもサポーターのみなさまには、期待に応えられず、たくさんのストレスを与えてしまったことを申し訳なく思っています。応援され、名前を呼ばれる選手になれなかったのは、全て自分の実力不足です。それでも、浦和に全力を注いできたことに悔いはありません。

 そして何より、僕のユニフォームを掲げてくださったみなさま、浦和の街で声を掛けてくださったみなさまに、何度も救われ、支えられてここまで来ることができました。本当にありがとうございました。

 これからも浦和レッズのさらなる発展と、みなさま一人ひとりの幸せを心から願っています。本当にありがとうございました」

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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