バルセロナ移住から8か月、大久保嘉人のスペイン語習得度は?「難しいっすね」と苦笑いも「超楽しいっす。東大行けたんちゃうかなと思うぐらい勉強してる」

2025年12月15日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「 まじ難しいからホッとしたよ。外れてホッとした」

一時的に帰国し、柿谷氏の引退試合に参加した大久保氏。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 12月14日に柿谷曜一朗氏の引退試合がセレッソ大阪の本拠地で行なわれ、OSAKA PINK(柿谷氏の古巣C大阪ゆかりのチーム)とOSAKA BLUE(ガンバ大阪ゆかりのチーム)が激突。主役の柿谷氏が決勝点を含む2ゴールを挙げ、前者が4-3で制した。

 真剣勝負が繰り広げられ、見どころ満載となったなか、大きな笑いが生まれたのが41分だった。香川真司のクロスに大久保嘉人氏がフリーで反応。「あとは流し込むだけ」という状況でヘディングシュートを放つも、枠の左に外しまった。

 その瞬間、大久保氏と柿谷氏は同時にピッチに倒れ込み、OSAKA PINKの監督を務めた西澤明訓氏は、両手を広げてリアクションした。
 
 相手のDF昌子源と安田理大氏に起こしてもらった大久保氏は試合後、「俺の引退試合じゃないから、俺が取ったらダメなんすよ」と声高らかに主張。計算通りだったと伝え、再び笑いを誘った。

「あのヘディングも外すの難しいから。『どうしよう...』って思って。普通にジャンプしたら、バーンって触るだけで入れられるじゃん? まじ難しいからホッとしたよ。外れてホッとした。『良かったー』って。やっぱ、曜一朗が決めないとさ。俺が(おいしいところを)持って行ったらダメだから」

 大久保氏はさらに、香川のクロスボールに対して、こう注文をつけた。

「球が高いんだよ。現役の球を出してくるから。現役の球を出したらダメなんすよ。やめてもう4年経ってるから。だから下で来るかなって思ってたのね。現役はやっぱ上で来るから」

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