「戦術的な結果に影響する」遠藤航の離脱にリバプール地元メディアが懸念「シーズンの行方を左右することも…」

2025年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「こういった性質のケガが見出しを支配することはない」

直近のリーズ戦で、プレミアリーグでは約2か月ぶりの出場を果たした遠藤。(C)Getty Images

 数週間の離脱が、具体的にどれほどかはまだ分からない。ただ、遠藤航がしばらく戦列を離れることが、リバプールに一定の影響を及ぼすとの声があるのは確かだ。

 遠藤は12月6日のリーズ戦で終盤から途中出場。2か月振りにプレミアリーグで出場機会を得たが、負傷したことが報じられ、続くチャンピオンズリーグのインテル戦を欠場していた。

 13日のブライトン戦を前に、アルネ・スロット監督は12日、会見で遠藤が足首のケガを負ったことを明かし、筋肉を痛めたコディ・ガクポとともに復帰まで「数週間」かかると話している。

 これを受け、専門サイト『Anfield Index』は、「リバプールにとって、これらのケガは戦術的な結果に影響する」と報じた。

「特にリードを守るときやテンポをコントロールする際の中盤におけるエンドウの信頼性は、特に昨季、静かに影響を及ぼした。ガクポの不在は前線でユーティリティ性を失うことにつながる。過密日程の中でローテーションの柔軟性が制限されるのだ」

「こういった性質のケガが見出しを支配することはない。だが、それらが積み重なっていく影響がシーズンの行方を左右することもしばしばだ」
 
 実際、スロット体制1年目の昨季、遠藤は出場機会を大幅に減らしたものの、シーズン途中からは終盤にリードを保つための"クローザー"として活躍。そのプロフェッショナルな姿勢もあって、指揮官やファン、メディアから称賛された。総力戦で臨む長いシーズンにおいて、そんな日本代表キャプテンの存在は貴重なはずだ。Anfield Indexの見方はそれを示している。

 今季は思わぬ不振に陥り、スロットとモハメド・サラーの衝突が問題となるなど、難しい時期にあるリバプール。そんなときこそ、遠藤の存在はより重要になるだろう。早期の完全回復を願いつつ、復帰後に存在感を高められることを期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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