J1昇格を逃した直後、ある意味地獄のようなシチュエーションで「気丈な本音」。徳島の増田監督が明かした“二度と忘れない悔しさ”【J1昇格PO決勝】

2025年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分の力不足」を痛感

徳島をJ1昇格に導けなかった増田監督。(C)SOCCER DIGEST

 2025年12月13日、徳島ヴォルティスがJ1昇格プレーオフ決勝でジェフユナイテッド千葉に0−1と敗れた。トニー・アンデルソンのシュートがクロスバーを直撃する不運もあり、完封負けを喫してしまった。

 試合後、千葉の選手、スタッフたちがフクダ電子アリーナでファン・サポーターと喜びを分かち合うなか、徳島の増田功作監督がフラッシュインタビューに対応。ある意味地獄のようなシチュエーションにもかかわらず、この指揮官が気丈なスタンスでまず口にしたのはファン・サポーターへの感謝だった。

「自分たちの感情よりもまず、本当にファン・サポーターがこの1年間、選手たちを後押ししてくれて、苦しい時も大きな旗を振って自分たちの背中を押してくれたことを感謝しています。そういう声援がなければ自分たちはここまで来れていなかったし、ホームでのラスト2試合も本当に後押ししてくれて、今日もアウェー席に大勢の方が来てくれたことに感謝したいです」

 ファン・サポーターの確かなサポーターを感じているからこそ、増田監督は「自分の力不足」を痛感しているという。

「年間順位で上回れていない、しかもリーグ戦で勝てていない相手(千葉)に臨んで今日も勝てないということは自分の力不足かなと。選手たちは最後まで必死に残り1秒まで走ってくれました。僕は選手たちを誇りに思います。自分自身の力のなさが結果に結び付いているので、『今すぐに前を向こう』とは言えませんが、強くなって前に進みたいです」
 
 そして増田監督は語気を強めて「(今季)2度も(他クラブの)昇格を見た自分にとっては二度と忘れないシーズンになった」と言った。

「もっと強くなって、勝たせられる指導者になりたい」

 最後までプロフェッショナルな姿勢でインタビューに対応した増田監督。今季の悔しさを胸に、さらなる成長を遂げたい。

構成●サッカーダイジェストWEB編集部

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