12月13日、J１昇格プレーオフ決勝でシーズン順位３位のジェフ千葉と４位の徳島ヴォルティスが前者のホームで対戦した。

　このプレーオフでは年間順位によるアドバンテージが設けられており、上位クラブである千葉のホームで開催。千葉は引き分け以上で昇格が決まり、徳島が決勝へ進むためには勝利が必須となる。

　この大一番で、17年ぶりのJ1帰還を目ざす千葉は、立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛ける。開始１分、左サイドからの日高大の低いクロスに石川大地がワンタッチで合わせるも、サイドネットに外れる。さらにその５分後には決定機。右サイドを突破した杉山直宏のアーリークロスからカルリーニョス・ジュニオがダイレクトシュートを狙うも、枠を捉えられなかった。

　一方、５年ぶりの１部復帰を狙う徳島もチャンスを作る。31分、ボックス手前の中央からエウシーニョが左足のミドルを放つも、GK若原智哉にキャッチされる。さらに45＋１分には左からのクロスにトニー・アンデルソンが飛び込んだが、わずかに合わなかった。このままスコアレスで前半を終える。
 

　迎えた後半、徳島が攻勢をかける。51分、ロングフィードに反応したルーカス・バルセロスが抜け出すも、飛び出してきたGK若原に防がれる。59分にはT・アンデルソンがボレーを放ったが、クロスバーを叩いた。

　猛攻を仕掛けるアウェーチームは67分に決定機を創出。左サイドからのバルセロスの折り返しからT・アンデルソンがダイレクトシュートを狙うも、決めきれなかった。

　ピンチを凌いだ千葉は、69分に均衡を破る。右からの髙橋壱晟クロスに反応したカルリーニョス・ジュニオがヘディングシュートを叩き込んだ。

　この１点を守り切り、１－０で勝利した千葉が悲願のJ１昇格を決めた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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