「“迷子”の選手がいた」2発のローマ戦士、粉砕したセルティックをさらに攻撃。屈辱を受けた新監督は何を思う?「彼がそう感じたのなら…」

2025年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼は何を言ってもいい」

旗手と前田(右)を擁するセルティックがローマに完敗した。(C)Getty Images

 12月11日に開催されたヨーロッパリーグのリーグフェーズ第6節で、ウィルフリード・ナンシー新監督が率い、複数の日本人選手を擁するセルティックが、イタリアの難敵ローマとホームで対戦。前田大然はハーフタイムまで、旗手怜央は77分までプレーしたなか、エバン・ファーガソンに複数得点を許すなどし、0-3で完敗した。

 スコットランド王者は新体制の初陣として臨んだ、ハーツとの国内リーグ首位攻防戦も1-2で落としており、ナンシー監督のもと2連敗となった。

 一方、ローマからしてみれば、新体制による混乱が助けになったようだ。英紙『Daily Record』によれば、ブライトンからレンタル移籍中のファーガソンは、こう言い放った。

「相手が監督交代で移行期にあることは分かっていた。フォーメーションも(4-3-3から3-4-3に)変更した。時折、彼らのプレーは機能し効果的だったが、逆に機能しない場面もあった。選手によっては何をすべきか理解できていないようだった」
 
"迷子"の選手がいた――解説者などならまだしも、相手選手から言われるのは、中々に屈辱的だ。

 試合後にも攻撃を受ける形になり、ナンシー監督は何を思ったのか。MLSで実績を積んだ48歳のフランス人指揮官は、「彼は何を言ってもいい」と切り出し、次のように考えを伝えた。

「難しかったのは、我々が良いチームと対戦した点だ。特定の局面では苦戦し、確かに改善の余地はあった。とはいえ、選手たちは何をすべきか理解している。しかし現時点では、その実行力が伴わなかった。彼がそう感じたのなら、私は何の問題もない」

 セルティックは14日にセント・ミレンとリーグカップ決勝を戦う。新体制初勝利と初タイトルを同時に掴めるか。これ以上、相手に好き勝手言わせるわけにはいかない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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