“アジア2位”イランに大激震!予選で15戦10発の大エースがW杯欠場の危機!米国がビザ発給を拒否する可能性を海外報道「他のチームメイトとは大きく異なっている」【北中米W杯】

2025年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「米国が一部の選手にビザを発給しない可能性がある」

イランの得点源となっているタレミ。(C)Getty Images

 FIFAランキングが日本に次ぐアジア2位のイランに、大激震が走っている。

 英紙『Mirror』は12月12日、「イランのスターストライカー、兵役のためにワールドカップ出場禁止の可能性」と題した記事を掲載。「イランは、15試合で10ゴールを決めたスターストライカー、メフディ・タレミのおかげでワールドカップ出場権を獲得した。だが彼は出場できないかもしれない」と報じた。

「イラン代表ストライカーのメフディ・タレミは、兵役を理由に2026年ワールドカップへの出場を拒否される危機に直面している」

 記事によれば、イラン・イスラム共和国サッカー連盟のメフディ・タージ会長が、一部の選手がビザ発給を受けられない恐れがあると明らかにした。

「兵役の場所によっては、米国が一部の選手にビザを発給しない可能性がある。だからこそ、今から手続きを開始し、ビザが発給されない可能性のある選手の代わりを選抜した」

 同紙は、「イランの複数のメディアから、連盟会長が言及した選手の中にタレミが含まれていることがすぐに明らかになった」とし、ビザが発給されない理由について、こう説明している。

「イランの男性は19歳になると必ず兵役に就かなければならない。しかし、タレミの状況は他のチームメイトの多くとは大きく異なっている。オリンピアコスのスター選手である彼は、2010年から2012年にかけて、故郷に近いブシェフル市でイスラム革命防衛隊(IRGC)の海軍に所属していた。米国国務省は、テロ組織とみなす組織と関係のある個人に対して厳しい規制を設けており、そのリストにはIRGCも含まれている」
 
 同メディアは「米国務省報道官は、イラン選手の一部のビザ申請が却下される可能性を否定しなかった」とし、コメントを紹介している。
 
「トランプ政権は、ワールドカップの成功を支援するために、できる限りのことを行なおう尽力している。同時に、政権はビザ手続きを進めるにあたり、米国の法律と国家安全保障および公共の安全に関する最高基準を遵守することに揺るぎない姿勢を示すつもりだ。当局は、各ビザ申請を厳密な審査と徹底的な調査を経てケースバイケースで審査し、その個人が米国法の下で資格を満たしているかどうかを判断する」

 ワールドカップでは、ベルギー、エジプト、ニュージーランドと対戦するイラン。昨季は名門インテルでプレーした主砲が欠場なら大打撃だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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