日本や韓国よりも環境面で恵まれたのに…前回王者アルゼンチンを襲う“衝撃の試練”。ラウンド32でFIFAランク1位と激突の恐れ【北中米W杯】

2025年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

ウルグアイもまた難敵

アルゼンチンのメッシは再び世界の頂点に立てるか。(C)Getty Images

 前回王者に"衝撃の試練"が待ち受けているかもしれない。

 2026年6月の北中米ワールドカップで、ディフェンディングチャンピオンのアルゼンチンはグループJに入り、アルジェリア、オーストリア、ヨルダンと戦う。

 試合会場はいずれもアメリカ国内で、移動距離も短く、標高差の負荷もない。日本や韓国のように"高地"メキシコが絡むグループよりも、環境面でのストレスは明らかに小さく、組分けに恵まれたと言っていい。

 ただ、問題はグループステージを突破した"その先"だ。グループJを2位以内で勝ち上がると、決勝トーナメント1回戦でグループHの1位または2位と当たることになる。そのグループHにいるのがなんと、スペイン、ウルグアイ、カーボベルデ、サウジアラビアなのだ。

 最大の脅威は間違いなくスペインだ。欧州予選で圧倒的な完成度の高さを見せつけ、現在FIFAランクで1位。今大会の優勝候補筆頭と目される存在で、ラウンド32での対戦は是が非でも避けたい。
 
 ウルグアイもまた難敵だ。今回の南米予選ではアルゼンチンと1勝1敗。伝統的にフィジカルとメンタルに優れ、不屈の闘志を体現するチームである。アルゼンチンへのライバル意識は高く、この対戦が実現すれば消耗戦になる可能性が高い。

 いずれもワールドカップ優勝歴があるスペイン、ウルグアイと決勝トーナメントで対戦することになれば、そこが大きな山場となるだろう。環境面で恵まれた一方、決勝トーナメントに入れば一転して最難関の相手が待ち受けている。この試練をどう乗り越えるか、注目だ。

構成●サッカーダイジェストWEB編集部

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