「選手を売却しすぎたかも」今夏主軸3人を放出→開幕15試合で未だ白星なし。勝点2でプレミア最下位のウルブス、会長が移籍市場での失敗を認める「非常に厳しい」

2025年12月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「間違いだったと言わざるを得ない」

昨季14得点のS・ラーセンは、ここまでわずか1得点と不調だ。(C)Getty Images

 失敗と認めざるを得ないようだ。

 昨季16位で辛くも残留を果たしたウォルバーハンプトンだが、今季のプレミアリーグでは開幕からの15戦で未だ白星なし。2分け13敗の勝点2で最下位。19位のバーンリーとは勝点8差だ。

 昨季の34節・レスター戦(3-0)を最後に勝利から遠ざかっており、現在はクラブワースト記録の8連敗中だ。

 シーズン序盤にもかかわらず、早くも残留に暗雲が漂う壊滅的な状況。英公共放送『BBC』によれば、クラブ幹部は今夏の移籍マーケットでの動きこそが低迷の原因と考えているという。

 ウルブスは、今夏に主力の3人を放出。マテウス・クーニャをマンチェスター・ユナイテッドへ、ラヤン・アイ=ヌーリをマンチェスター・シティへ売却。さらに主将ネルソン・セメドをフェネルバフチェへフリーで手放した。その代わりに、プレミア未経験の6選手を新たに獲得している。
 
 テクニカル・ディレクターのマット・ジャクソン氏は、「獲得した選手たちは正当な理由で連れてきたが、この段階で勝点2という結果であれば、どんな先発11人を送り出しても十分ではなかった。だから、間違いだったと言わざるを得ない」とし、こう伝えた。

「我々は彼らの成長を大いに信じている。向上する能力と意欲は素晴らしい。だが、目に見える即時の成果が欲しいのだ。我々が選手を獲得する市場への入り方という意味で、状況は非常に厳しい。資源が無尽蔵にあるわけではないので、他クラブが必ずしも目を向けていない市場で選手を見つけようとしている」

 会長のジェフ・シー氏も今夏の動きを悔やんでいるようで「移籍市場で選手を売却しすぎたのかもしれない」と語り、こう続けた。

「スカッドを見て、昨季と比較すれば、主力の40~50%を入れ替えたと言えるだろう。チームを再建するのは一つの課題だが、プレミアリーグは非常にタフである。テンポをコントロールできず、チームの立て直しに時間がかかってしまうと、試合で痛手を受けることになるでしょう」

 次節にウルブスは、首位を走るアーセナルと敵地で相まみえる。強敵を相手に、好転できるような戦いを見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介 

【画像】絶世の美女がずらり! C・ロナウドの"元恋人&パートナー"たちを年代順に一挙公開!

【記事】「本当に楽な組だ」「日本のグループよりよかった」韓国代表の組分けに韓国のファンは歓喜!「イタリアを避けた!」【北中米W杯】
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事