“最高で最難級のウェンブリー決戦”日本代表がイングランド戦で必ず確認すべき3大ポイント。欧州予選全勝・無失点のスター軍団にどう挑む?【北中米W杯】

2025年12月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

圧倒的アウェーの空気感の中で

日本代表は難敵イングランドにどう挑むのか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 2026年3月31日、日本代表が聖地ウェンブリー・スタジアムでイングランド代表と対戦する。北中米ワールドカップまで約3か月というタイミングでのこの一戦は、森保ジャパンにとって重要な意味を持つ。

 なにしろ、イングランドは今回の欧州予選で8戦全勝、しかも無失点という文字通り"欧州トップクラスの強国"なのだ。ハリー・ケイン(バイエルン)をはじめ、ジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)、フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)、ブカヨ・サカ(アーセナル)などワールドクラスが揃い、戦術が多彩なトーマス・トゥヘル監督の下でチーム力を高めている印象もあるスター軍団である。

 オランダ代表と同じ4−2−3−1システムを使うイングランドは、"仮想オランダ"として最高の相手と言えるかもしれない。攻守のバランスが整っているチームで、1対1の局面で"ワールドクラス"を体感できる意味でも、日本にとっては最難級かつ有意義なテストマッチになりそうだ。

 そして、舞台はウェンブリー。圧倒的アウェーの空気感の中で普段通りのパフォーマンスを発揮できるか。そこも大きな見どころになる。
 

 北中米ワールドカップでの森保ジャパンの目標は優勝。そこを前提にすると、イングランドのような強国との対戦は避けて通れない。前回のカタール大会では痛快なカウンターサッカーでドイツやスペインを撃破したが、あれから数年経過した現在、当時と同じ戦い方が通用する保証はない。弱者の戦い方ではなく、イングランドのような相手にもどう主導権を握っていくか、そこが日本代表の大きなテーマになる。

 その観点から、イングランド戦で必ず確認すべきポイントが次の3つだ。

・前線トライアングル(上田綺世、久保建英、南野拓実)のハイプレスが機能するか。
・左右のウイングバック(堂安律、中村敬斗か三笘薫)が高いポジションをキープできるか。
・ボランチと最終ラインの連係で"主砲"ケインを抑え込めるか。

 前線のプレスを剥がされ、ウイングバックが押し込まれるような展開がずっと続くようだと、世界制覇への道のりは極めて厳しくなるはず。その意味でも、日本代表の戦いぶりに注目したい。

 このイングランド戦は現地時間の19時45分(日本時間4月1日の3時45分)にキックオフ予定だ。とにかく楽しみな一戦である。

構成●サッカーダイジェストWEB編集部

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