「これでファウルなら全部PK」インテル戦士が激怒するなか…リバプール指揮官の見解が興味深い。プレミアとCLの違いを語る

2025年12月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「最初のゴールは、PKの一件よりも明らか」

ソボスライ(8番)が決勝PKを決め、インテルを撃破した。(C)Getty Images

 勝負を分けたPKが大きな注目を集めている。

 現地12月9日に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第6節で、遠藤航が所属する13位のリバプールは、4位のインテルと敵地で対戦。コンディション不良の遠藤と、アルネ・スロット監督を批判したモハメド・サラーは招集外となったなか、1-0で昨季準優勝の難敵を撃破した。

 決勝点が生まれたのは、88分だった。フロリアン・ヴィルツがアレッサンドロ・バストーニにペナルティエリア内で倒され、オン・フィールド・レビューの末にPKを獲得。これをドミニク・ソボスライがきっちり決め、土壇場で勝ち越した。
 
 もっとも、ヴィルツが大袈裟に倒れたようにも見えるため、インテルの選手たちは不満を露わに。ピオトル・ジエリンスキは「審判の判定は理解できない。ピッチからはファウルには見えなかった。もしこれでファウルが宣告されるなら全てPKだ」と訴えた。

 また、ヘンリク・ムヒタリアンも「どうして存在しないPKを彼らが思いついたのか分からないが、これがフットボールだ。我々は満足していない。このようなPKを与えるなら、ペナルティエリア内での接触は全てPKになる」と言い放った。

 では、スロット監督はどう捉えているのか。リバプールの公式サイトによれば、イブライマ・コナテがネットを揺らすも、直前にユーゴ・エキティケのハンドがあったとして、得点が取り消された32分の場面にも触れ、次のように語った。

「後半、我々はどんどんどんどん良くなっていった。コナー・ブラッドリーとユーゴ・エキティケがすでに得点に近付いていた。そして、最終的にはPKを獲得したが、それがPKだとしたら、今シーズンは10ものPKを獲得できたかもしれない。プレミアリーグでは認められなかっただろう。最初のゴールは、PKの一件よりも、より明らかにゴールだったと思う」

 オランダ人指揮官が口にした、プレミアリーグとCLの違いは非常に興味深い。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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