「日本、豪州、イランは笑った」W杯組分けの“アジアの明暗”に海外注目「中東勢は厳しい」「最悪のシナリオだったのが…」

2025年12月09日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本は首位に立つ十分な実力を持っている」

北中米ワールドカップの組分け一覧。日本はグループFに入った。 (C)SOCCER DIGEST

 周知の通り、北中米ワールドカップの組分けが決定し、グループステージの対戦カードが確定した。

 この結果を受け、韓国メディア『ニュースピム』は、「アジア各国のワールドカップ組合分け抽選で明暗。日本、オーストラリア、イランは笑い、中東勢は厳しい道のりとなる」と題した記事を掲載。次のように報じた。

「2026年北中米ワールドカップの組分け抽選は、アジア各国の運命のコントラストを浮き彫りにした。伝統的な強豪である日本、オーストラリア、イランはいい組分けとなったが、カタール、サウジアラビア、ヨルダン、ウズベキスタンは厳しいスケジュールに直面した」

「ポット2に入った日本、オーストラリア、イランは組合せ抽選の恩恵を最大限に活かし、グループステージ突破の可能性を高めた」

 オランダ、チュニジア、欧州プレーオフBの勝者と同じグループFに入った日本については、こう分析している。

「オランダは手強い相手だが、日本は首位に立つ十分な実力を持っている。チュニジアには5勝1敗と大きく勝ち越しており、2002年日韓ワールドカップでも2-0の勝利を収めている。欧州プレーオフB(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)にも強力な相手はいない。スウェーデンは予選6試合で未勝利、ポーランドはレバンドフスキ(バルセロナ)との確執により監督が予選途中で辞任するなど苦戦を強いられた」
 
 同メディアは、オーストラリアは「アメリカ、パラグアイ、欧州プレーオフC(スロバキア、トルコ、コソボ、ルーマニア)と同組で、2位を狙う有力候補」と評価。ベルギー、エジプト、ニュージーランドと同組のグループGに入ったイランとともに、実力で大きく差をつけられている相手はいないと見立てた。

 一方で、初出場のウズベキスタンとヨルダンは、厳しい組に入ったと指摘した。

「ウズベキスタンは、グループKでポルトガル、コロンビア、そして大陸間プレーオフのチームと対戦する。ポルトガルとコロンビアという強豪2チームだけでもすでに手強いが、本大会出場が期待されるコンゴ民主共和国も最近、パフォーマンスの著しい向上を見せている」

「ヨルダンはグループJで、前回優勝のアルゼンチン、アフリカの強豪アルジェリア、そしてヨーロッパ中堅のオーストリアと対戦する最悪のシナリオに直面している」
 

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