「またも魔法のような夜。世界のどこにもない熱狂ぶりだ」スタジアムが揺れた!リバプールに敗戦濃厚の96分、田中碧が起死回生弾!リーズ指揮官が誇る

2025年12月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「この場所が盛り上がり始めると、他に類を見ない熱狂となる」

劇的な同点弾を奪った田中。遠藤(右奥の3番)らリバプールの選手たちはがっくりと肩を落とした。(C)Getty Images

 現地12月6日に開催されたプレミアリーグ第15節で、田中碧を擁するリーズが、遠藤航が所属する昨季王者リバプールと、本拠地エランド・ロードで対戦。日本代表MF2人が揃って途中出場したなか、3-3のドローで終わった。

 敗戦危機から救ったのは、3日前のチェルシー戦(3-1)でプレミアリーグ初ゴールを奪ったばかりの田中だ。0-2から追いつくも、再び勝ち越されて迎えた90+6分、背番号22はCKの流れから左足でねじ込み、起死回生の同点弾をマークしてみせた。

 その瞬間、観客は一斉に立ち上がり、エランド・ロードが揺れた。熱狂度合いは指揮官の発言からも分かる。クラブ公式サイトによれば、ダニエル・ファルケ監督は試合後にこう語った。

「ここエランド・ロードでまたしても魔法のような夜となった。このスタジアムが再び揺れ動いた。おそらく世界のどのスタジアムにもない熱狂ぶりだ。この場所が盛り上がり始めると、他に類を見ない熱狂となる。

 私の選手たちは不屈の闘志を持っている。負けを決して受け入れない。どんな困難や逆境があろうと、彼らは常に挑戦し続ける。答えを見つけ、良い解決策を模索するのだ。2点リードを許した状況からこの形で巻き返し、同点に追いついたことは見事だった」
 
 もっとも、勝点3は逃した。49歳のドイツ人指揮官は「この1ポイントは勝利のような価値があるが、あくまで1ポイントに過ぎない。我々はさらに多くの勝点を必要としている」とも伝えた。

「我々にとって重要な週であり、重要な1ポイントとはいえ、まだ何も達成していない。前進を続け、さらに数試合を勝ち取る必要がある。この種のパフォーマンス、特に精神力と信念を示せれば、確実に好機は訪れる。シーズンこの段階で、直近3試合のパフォーマンスは全て素晴らしかった」

 強豪相手に粘り強さを発揮した昇格組は、現在16位。残留争いから抜け出し、上位に顔を出せるか。"もってる男"田中のさらなる活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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